家を売る人にオススメのコラム

売りに出した家の網戸の破れや紛失は数百万円の大損に繋がります

家を売りに出したものの、その家に本来なら備わっていたはずの網戸が無くなっていたり、破れている状態だと、売れるはずの家も売れなくなります。

また、本来の価値よりも安く見えてしまいやすくなるために、現在の売値に100万円や200万円といった値引きを求められやすくなることも。

網戸は簡単に張り直せるけど私はやらない理由

私は夫婦で不動産投資をしていて、戸建ての賃貸もやっているため、網戸の貼替えは数えきれない程の数をこなしてきました。

もちろん、網戸の張り替えそのものは十分にできる技術はありますが、それでも、家を売りに出す時は絶対に自分では張り替えせずに業者さんに依頼します。

その理由は、職人が張るようなビシッとしたハリのある状態にするには難しいからです!

網戸はちょっとした具合で張りの緩い仕上がりになりやすいですし、網目を良くみると歪んでいたりもします。

一生に一度の高額品を売るなら釣り合いのとれた対処をするべき

少し弛んだくらいでもOKなら誰でも張替えはできるんですが、1,000万円や2,000万円と言った高額な不動産を売る場合には、そんな緩んだ網戸では値段と見た目に釣り合いがとれません。

そもそも、中古の売り家の内覧(見学)に来てくれるお客さんはそんなに数は多くはいないですから、できれば一人目で売却を成功させるくらいの気合が必要です。

そんな時、緩んだ網戸ってテンションが下がるものなんですよね・・・。

光の反射などで網戸の網の歪みはわりとすぐにバレるもので、いかにも素人が直した感じは家そのものが安っぽく見えてくるので不思議なものなんです。

網戸の張替えは「縦2m横1m」の大きなものでも1枚3,000円するかしないかです。

シルバー人材センターなどを活用すればもっと安くなることもありますし、自分でホームセンターで網だけ購入して支給をすればもっと安くなることもあります。

欲を言えば、絶対に上手に張れる本職さんにお願いしたいところです。

本来あるべきところに網戸が無い売り家なんて最低です

内覧の際に、誰が見ても本来あるはずの場所に網戸が無いというケースは、売り家を沢山見学してきた私の経験ですと頻繁に見かけました。

その都度、「うわ〜なんかマイナスオーラを感じるわ」と、悲壮感を感じてしまいました。

たぶん、頭のなかに「ここには網戸があるべき」と感じているところに欠けているのはすごく違和感があるからだとおもいます。

つまり、壊れた網戸を買い換えることもできなかったのかな・・・とついつい後ろむきなことをイメージしてしまうんです。

また、イメージだけでなく、もしその家を買うとなれば、新品の網戸を手配しないといけない煩わしさがありますすし、購入前の時点で網戸がスムーズに動くかどうかも確かめることもできません。

こういう何気ないことって、意外と売り家を購入してくださる人の決断に影響を与えてしまうものなんです。

なので、必ず、網戸が本来あるべき場所はもちろんのこと、網戸を付けることができる場所にはちゃんとつけておいてあげることが大切なんです。

網戸の張替えや枠ごと新品を買うならホームセンターが便利

私の住んでる街には全国チェーン店からローカルのホームセンターまでいろいろとあります。その中で、ここ最近利用したのはコメリですね。

コメリの場合、先にネットのページでサイズや価格を見ておくことでき、オーダーメイドした場合でもどのくらいの価格になるか依頼前に簡単に把握しておくことができます。

ちなみに、テラス用のサイズで高さ190センチほど、横幅80センチほどのものだと1枚で9,800円ほどでした。(あくまで一例です)

網選びの際のちょっとしたコツで家を売れやすくする

網戸の網って、実は何種類もあります。例えば、色だったり目の細かさだったり、見え方だったり、素材がステンレス製だったりです。

そんな素材を選ぶ際に、唯一、売り家を少しでも売れやすくさせる網選びのコツがあるんです。

それは、外から室内が見える部屋に限っては、「外から室内が見えづらいけど、室内から外は普通に見える」という網を選ぶことです。

1Fでも2Fでも、家の外からの視線が気になりそうなところにはそうした種類の網を張ってもらうことで、内覧に来た人に「安心感」をアピールすることができるからです。

なお、私の場合、そのような特徴のある網を張った場合には、POP用紙に「外からは見えづらい網戸です」と書いて窓ガラスにそのPOP用紙を貼り付けてアピールるするようにしています。

すぐ前が道路だったり、隣の家の窓がすぐ近くにある場合など、こうしたプライバシーを守れる網戸って人気があるんですよ。

ぜひ、今一度、あなたの売り家に網戸がちゃんと揃っているか?その網戸の網は破れたりしていないか?チェックしてみてくださ。

夏になると張替えの予約でいっぱいになることもありますし、網戸の枠そのものが必要な場合には、大抵はその日のうちには作ってもらえず数日待たされることも多いのでご注意くださいね。