家を売る人にオススメのコラム

下流老人にならないためには住宅ローンを無くすべき

下流老人なんて言葉がニュースで流れていますが、その大きな原因は「住宅ローン」だと言われてます。

そもそも住宅ローンは昭和の時代(特に高度経済成長期)のように会社にいればいるほど年功序列で年収が増えて、退職金もがっぽりもらえたうえに年金の心配なんて誰もしてなかった時代に広まったものなんです。

だから今の世の中のように、ローンを組んだ時は良かったけど数年後には年収がダウンしてしまったり、思わぬ転職の失敗でこれから先の収入アップが見込めないケースの場合には住宅ローンを利用していることがそもそも危険なんです。

もちろん、ローン会社や銀行は貸した後の手数料で食べているのでよほど危険な人でないと貸しません。それに、貸した後に何かあっても良いよいに家や土地に担保設定をするのが普通です。つまり、あなたに何が起きても、ローン先の金融機関には何も痛手がありません。

下流老人の反対にあたる幸福老人になるには

幸福老人になるための条件として、ローンを抱えないことが何よりも大切になってきます。私はファイナンシャルプランナーでもあるため、日頃からお金の悩みを相談されることも多いんですが、お金に困っていない幸福老人さんはローンを持ってないことがほとんどです。

中には驚くほど大きな借金を持っている人もいますが、そんな方のほとんどは事業の利益が大きくて、所得税で儲けの大半をがっぽり取られてしまうくらいなら何かを購入してしまおう!という理由で散財っぽい事をしている人が多いんです。

例えば車

お金持ちのご年配の人(幸福老人)は車を自分のお金で買うことはぜずリース契約することが多いです。その理由として毎月10万円も払えば1000万円近いベンツに乗ることができるお得感もあるからですが、何と言っても毎月のリース料は全て費用計上ができるというう節税メリットがあるからです。

とくに、高級車の場合には故障した時の修理代も高額ですし輸入車は今だに故障リスクも高いものですが、リースなら修理費用はリース会社負担になるので自分で購入するよりも財布にも優しいんです。

例えばマンション

お金持ちがタワーマンションに住んでいるにはいくつかの理由があります。もちろん贅沢な暮らしを求めている人も中にはいますが、相続税対策として購入している人も沢山います。

簡単に言ってしまうと、高層マンションほど子供に相続する時にお得感が出るんです。(ただし、これは2015年の法改正により今後はメリットが少なるようですが。)

下流老人にならないために

下流老人にならないためには、基本的なことですが預貯金をしっかりと持っておくことに尽きます。家や車のローンを抱えている状態だと当然ですがお金が残りません。特に、持ち家は負債です!ローンを払い終わったとしても修繕費用はかかってきますし税金も払う必要があります。それに、すでに少子化の影響で中古の家やマンションが値引きをしても売れない状況が出始めています。

よほど良い立地でもない限り、売却処分をしたくても売れなくていつまでも無駄な税金や修繕費用を払い続ける恐れもつきまといます。下流老人になりたくない人や、いつか家を売ろうかと思っている人は1日でも早く売り出した方が得策だと思います。