不動産査定

不動産査定額の決まり方を暴露!

不動産査定額を決めるには、基本となる計算方法がありますが実はそれだけでは決まりません。

これから不動産を売ろうとしている人は、計算方法と最終的な査定額の決まり方までをざっくりと知っておくだけでも不動産屋さんから舐められずに済みますよ。

また、私がいつも家を売ってもらう時に行う「絶対に損をしない不動産査定額のもらい方」も掲載しておきますのでぜひ参考にしてみてください。

不動産査定額の計算方法

不動産査定額の計算方法はいくつかありますが、代表的なものは「取引事例法」になります。

この他にも、再建築をした額を算出し、そこから年数経過分だけ低く調整して売値を出す「原価法」、それと、賃貸物件を売る時の参考にする収益還元法というものがあります。

ただし、これらは手計算ですることはなくて、どこの不動産屋さんもパソコンに入れている計算ソフトを使い、簡単に算出をしています。

でも、これならどこの不動産屋も同じ売値になるはずですが、現実は不動産屋ごとに不動産屋査定額は異なります。

実は、不動産の査定額(売値)は自由につけることができるからです。

高く売る自信(根拠)がある不動産屋は査定額も高くなる!


不動産といっても、築浅の家もあれば築40年ほどの家もありますよね。

それに、学校が近くて騒々しい土地環境もあれば、道路から奥まったところにある旗竿地のような目立たず静かな環境もあります。旗竿地の家や土地を高く売るための方法

不動産屋ならどんな不動産でも売りに出すことはできますが、実際に売れるかどうか?や、高く売れるか?は業者ごとにまるで違うんです。

不動産屋のなかには、新築並の中古不動産を売るのは得意だけど、築20年や30年の不動産を売るのは苦手というところもあります。

また、立地が良い不動産を売ることはできるけど、旗竿地のようにちょっと一般には不人気と言われるものはまるで売ることができないところもあります。

不動産屋によって、同じ不動産でも、売るのが得意か不得意かを左右するのは「抱えているお客が異なる」からです。

子育て世代のお客を中心に抱えている不動産屋に、平屋のこじんまりとした家を売ってもらおうとしても、対象となる顧客を自社で抱えていないので、どうしても売るのは苦手なんです。

この場合、リタイヤ世代のお客を多く抱えた不動産屋を頼るべきなんです。即日で売れる可能性もありますよ。

高く売ってくれる不動産屋を簡単に選ぶ方法

高く売ってくれる不動産屋を選ぶには、複数の不動産屋から査定額を出してもらえばいいだけです。

でも、正直面倒ですよね。。。

そこで便利なのがスマホやパソコンから利用ができて、簡単に査定額を出してもらえる一括査定です。

→ 家の売り値がすぐ分かるネットの無料査定サービスを使ってみました

無料匿名で利用ができるので、気軽に近所の不動産屋さんと比較してみると凄さを分かっていただけるんじゃないかと思います。

不動産鑑定士と不動産屋のどっちに頼むべきか

不動産の査定は、不動産屋さんでしてもらうのが一般的ですが、不動産鑑定士に依頼することも可能です。

でも、一般の人が不動産鑑定士に依頼することなんてまずありません。あまり意味がないからです。

不動産屋の査定額は売却を前提とした現実的な額を出してくれますが、不動産鑑定士は純粋な不動産の価値を算出することはできても、実際に売る場合の相場感までは分かりません。

さらに、不動産屋の査定は無料ですが不動産鑑定士は有料です。

なので、普通の人が不動産を売ることを考えている場合には、不動産屋の一択ということになります。

買取業者は査定額が安くなりがちなので要注意!

不動産査定額を出してもらう相手は不動産屋以外にも買取業者という存在もあります。

ここで注意してほしいのは、買取業者は不動産屋を使った場合よりも安くなりがちだということです。

理由は簡単で、買取業者は転売して利益を出すのが仕事だからです。

1,500万円で売れる不動産 不動産屋と買取業者の例

仮に、1,500万円で売れる不動産の例で、大雑把に例えるなら以下のような感じです。

・不動産屋を利用した場合

1,500万円で売れたとしたら

不動産屋への手数料51万円(計算式より算出)を払っても約1450万円ほど手に入ります。

買取業者を利用した場合(仮定上の金額)

あなた→ 転売業者が1,100万円で買う→ リフォーム費用など200万円ほどかける→ 一般の人に1,500万円で売れる。 

あなたには1,100万円が入ります。 そして、買取業者は200万円儲けが出ます。

転売して利益を出す人に売るのと、転売を考えてない人に売るのと、どちらが多く手元にお金が残るか、お分かりいただけたと思います。

また、当然ですが、買取業者にも転売しやすい不動産と転売が苦手な不動産があります。

なので、買取業者なら他の業者と比較しなくても良いなんてことはありません。損をしないためには、やはり複数の買取業者から査定額を出してもらい最高値の業者に売るべきですよ。