不要になった家と土地の処分方法は「不動産屋さんにお願いして売ってもらう」という一般的な方法の他に、「不動産の買い取り業者」に買ってもうらう方法の２つがあります。
少しでも高く売るなら不動産屋さんを利用するほうが良くて、安くてもいいから早く売りたいなら買い取り業者を選ぶのが得策です。
ただし、注意が必要なのは、業者に会う前に、あなた自身が自分の家や土地の正しい価値を知っておくことです。そうでないとダマサれて何百万円も大損しかねませんよ。
自分の家や土地の正しい値段を知るには？
あなたが持っている不要な家や土地の正しい値段を知るには、４～５社くらいの不動産屋さんをまわりそれぞれから査定額をもらってください。
その中で最高値をつけてくれた業者の金額こそがあなたの保有している家や土地の正しい値段ということになります。
ちなみに、どうして家や土地の値段が業者によって違ってくるかというと、不動産屋さんが抱えているお客さんの種類が異なるからです。
不動産屋さんによってお客の質が違うとは？
例えば、あなたの家の売値が2000万円だとします、不動産屋さんによっては2000万円未満でなるべく安い物件を探している人をメインに抱えた業者もいれば、3000万円や5000万円の価格帯の家を探しているお客ばかり抱えた業者など、それぞれに特徴が異なっているんです。
なので、あなたの家にマッチした業者と出会うことができなければ、需要とズレた値段で売られてしまい大損したり、いつまでも売れないリスクがあるんです。
そこで、ネットの一括査定さえ利用しておけば、そうしたチャンスロスを避け、最高値で売ってくれる業者がかんたんに見つかるんです。あとはその最高値の業者に声をかければいいだけです。
一括査定の中には、普通の不動産屋さんもいれば買い取りを行ってる不動産屋さんなどもいます。査定サービスを利用する際に「早期売却したい」などあなたの希望に合わせた利用もできるので、すぐ売りたいか？それとも時間をかけてでも高く売りたいか？好きなように処分方法を選べます。
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不要な家はすぐに売った方が良い理由
不要になった家がある場合、住むつもりがないのにそのまま放置していると、どんどん価値が下がってしまい将来売る時に数百万円は簡単に大損します。
家の評価は築年数が1年経つごとに大きく値下がりする計算をされるからです。
それに、人が住まなくなった家というのは風通しが悪くなり、湿気やカビが生えたり、木材が呼吸できなくなるために痛みが激しくなります。あっという間に家が駄目になるものです。
不要な土地はすぐに売った方が良い理由
不要な土地を抱えている場合、その負担は税金の支払いや隣地に迷惑をかけないように雑草の管理などがあると思います。
よほどの人気のある場所の土地でないとこの先、相場を度返しした激安にでもしない限り売れない可能性がありますし、下手すればタダ同然でも売れない可能性があります。
私はファイナンシャルプランナーという立場上、よく、不要な土地を持ってることは「椅子取りゲームの負け」に似ていると例えることがありますが、早い段階で土地を売れた人（椅子に座れた人）は固定資産税や雑草の管理から開放されますが、早々に見切りをつけて売らなかった人（椅子に座れなかった人）は、不要な土地のために税金や雑草の管理をずっと続けないといけなくなります。
つまり、早々に売った人が得をして、売らずにいた人は大損をするというイメージです。
もし、これから少子高齢化が逆転をして、若者世代の人口が激増することがあれば、土地が不足するので、売りたい時にすぐに売れますが、おそらくこの先はそうした人口バランスの逆転はないので、不要な土地は早く売ってしまったほうが得策だと言えます。
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