都道府県別 家の売り方

京都で家を売る際の不動産屋の選び方

京都で家を売る際には、他の県と違ってかなり上手に不動産屋を選ばないと相場よりも安く売られてしまったり、思わぬ高値で売れる相手を逃して大損するリスクがあります。

というのも、不動産市場から見て京都の場合は日本広しと言えども独特の土地で、全国各地から京都での暮らしを憧れて家探しをしている人もいるからです。

芸能人が京都に家を構えることでも有名な土地ですし、東京や大阪で暮らした人が定年後に京都に移住して中古の家を探す人も大勢います。こんな場所は沖縄以外の県では京都くらいしかありえません。

京都に限らず腕の良い業者を選ぶことが最高の売り方

家を相場よりも高く売るためには、京都にあるあなたの家に惚れてくれるお客さんに売ることができるかどうか?が鍵となります。つまり「惚れてくれるお客さん」を抱えている不動産屋でないと高く売ることは難しいですし、相場価格で売ることだって難しくなります。

でも、言い換えれば「惚れてくれるお客さん」さえ見つかればそこの業者に売却依頼をすればいいわけですから、最高値で売る方法はとってもシンプルです。

京都の売り家を最高値で売ってくれる業者を見つけるには

京都にある家を高値で売りたい場合にはネットの一括査定を利用すれば簡単に見つかります。その理由は、家と相性が良い不動産屋が見つかるからです。

「家との相性」には間取りや立地がありますが、これらは買った後ではほぼどうにもできないことなので、これに惚れてもらえたら、例えば相場が3000万円の中古物件であっても3500万円で売ることも可能になってくるんです。

家の売値には相場なんてあってないようなもので、最後は相対的な価値で決まります。ここで腕の良い業者なら購入希望が惚れていることに気づけるので値引きの要求を跳ね返してくれるなど高く売るために腕をふるってくれます。

多くの人は、自分の売り家に対して惚れてくれるほどでない買い手に売ろうとするから値引をもとめれたり、他の売り家と比較されて売れ残ったりするんです。

これは京都に限らずどこの県でも通用する「高く売るやり方」なんですが、特に京都にある売り家の場合には全国的に見ても「立地や景色に惚れてくれる人」多い場所ですから、ネットの一括査定を利用して不動産屋を選ぶメリットは相当大きいんです。

→ ネットの無料査定を利用してみました(レビュー記事です)

ここは私が家を売る時に必ず利用している査定サービスで、登録されている業者の数が他の査定サービスとくらべても全国トップレベルの1200社を超えています。利用は無料ですし、「机上査定」という方法を選べば、売り家を見てもらうこともなく査定を出してもらえます。

査定サービスは売りたい家や土地が京都の以下エリアにあれば利用できます

京都市北区,上京区,左京区,中京区,東山区,下京区,南区,右京区,伏見区,山科区,西京区/福知山市,舞鶴市,綾部市,宇治市,宮津市,亀岡市,城陽市,向日市,長岡京市,八幡市,京田辺市,京丹後市,南丹市,木津川市/乙訓郡大山崎町,久世郡久御山町,綴喜郡笠置町 和束町 南山城村/船井郡京丹波町,与謝郡伊根町 与謝野町

京都中の不動産屋を自力でまわることのリスク

今の時代、いくら自分で膨大な数の不動産屋に声をかけてまわったとしても、”正式な売却依頼”でもしない限り本気になって見積り査定をしてもらえないことも多いんです。

その理由は「無料で査定だけをやらされる」ということにウンザリしている不動産屋が多いからです。だから自社に売却を依頼してくれることが前提でもなければ「大体このくらいだろう」といった感じにいい加減な査定額を出さることもあったりと、「本気の見積り査定」を出してもらえないケースも多いんです。

それに、不動産屋にはアパートの仲介に力を入れているところや売却に力を入れているところに分かれていることも多く、なかには両方を手がけているところもありますが、やはりいずれかに集中している場合が多い業界なんです。それを知らずにミスマッチなところに売却依頼をしてしまうと、売れる家も売れませんので注意が必要となります。

ネットの査定を利用してから売却依頼先を選べば間違いなく売却に強いところに声をかけることができますが、もしも自力で京都の不動産屋をまわって探すとしたらそれはあまりにもリスクが大きいと言えそうです。

今後の京都の不動産市場は・・・

もともと京都は他の県と異なり乱開発は抑えられているため、この先は「新興住宅地」という視点から見れば過剰供給が生まれて中古の家が値崩れを起こす心配は少ないと言えそうです。ただし直近の国勢調査の結果では僅かながら人口は減少をしていますので、このままでいけば自然に過剰供給気味になることは明らかと言えそうです。

また、3.11以降は全国でも大きな地震が多く発生していますが、京都の場合には志賀,敦賀,美浜,大飯,高浜,もんじゅなど原発が近いため、万が一という場合には京都の不動産は売るに売れなくなったり、大幅値下げしないとスムーズに売れなくなることも無いとは言い切れません。

ファイナンシャルプランナーとしていつも私がお話させていただいているのは「不動産は持たずに借りるのがベスト」というお話です。借りていれば地震があってもなにがあっても気軽に引っ越しできます。でも、不動産を保有していれば最悪は売るに売れなかったり二束三文になるリスクがあります。

昔のように「京都で土地や家を持っていればいつか困った時に良い値段で売ることができる」なんてことはもうないと思います。売れるうちに早く売ってしまわないと、このまま高齢化が進めば老後に固定資産税を払う義務から離れられなくなったり、雑草の管理などで面倒を抱えてしまうことになりかねません。