家を売る人にオススメのコラム

住宅ローン難民になるのを避ける賢い生き方

住宅ローン難民化を防ぐ賢い生き方があります!それは世間のムードに流されて大きな住宅ローンを組んでしまわないことです。

これから住宅ローンを利用しようとされているなら、今のうちに難民化しない生き方を知っていただきたいですし、すでにローンを返済中で苦しい状況の方にはそんな苦しさから抜け出せる方法を知っておいていただきたいんです。

すでに住宅ローンを組んでる方や返済が苦しい方は

返済の負担がそうとう厳しい場合には大急ぎで「返済に余裕がもてる暮らし」に変えることをオススメしています。つまり、ローン途中の家を売却してしまい、より小さな金額の家に買い替えるか、賃貸物件でのライフスタイルに変える対策です!

持ち家は負債という表現も世間にはあるくらいで、新築から10年を超えると水周りの修繕だったり大きなところですと屋根や外壁の塗装や雨漏りの修繕など次々と修繕箇所が発生してきます。

賃貸生活になれば、何十年そこで生活してても修繕費用はかかりませんし、固定資産税もかからないので想像以上にお金が残ることになります。

ローン返済が続けられるとしたら?

もし最後まで住宅ローン返済を続けられたとしても、完済時点で大きな貯金がなければ老後は年金頼りという危険な生活になります。当然ですが、年金なんてこれから先はどんどん減るという話があるくらいなので今もらっている人と同じくらいの支給になるとは思えません。

すでに年金をもらってる人でさえも住宅ローン難民になっているくらいなので、ローンなんてすぐに手放してしまうのが賢明です。

なかには、「家のローンが終われば資産になる!」なんて意見もありますが、新築から何十年も経った家に残る価値なんてまずありません。普通は「土地値」だけです。

しかも、土地を売る場合でも築30年くらいの家が残っていれば邪魔なので売れなくなるリスクさえあります。

一戸建ての家を壊して更地にするには200万円ほど

一戸建ての家を取り壊すにも大きなお金がかかり、平均的なサイズの一軒家で200万円くらいはかかります。しかも今後はゴミ処分の費用も高くなると予想されますので、壊すという作業だけでも貯金が大きく減ってしまいます。

※隣近所の家と隣接している場合や、大型重機が入れない場所にある家は、「手壊し」と言って、人が人力で壊していくことになり、さらに取り壊し費用は跳ね上がります。(かつて私の実家がそうでした。重機150万円→ 手壊し200万円)

これから住宅ローンを利用しようとしている人はご注意ください

  • 家の価値は購入した時がピークでそこから一気に価値が下がります
  • 新築でも木造の家なら25年も立てば価値は土地の値段だけになります
  • 鉄筋コンクリートの家でも35年ほどで価値がなくなります
  • 家は10年ごとに塗装などマメにしないと雨漏りやシロアリを招きます
  • 施工がいい加減だと新築でも雨漏りをしはじめます
  • 雨漏りを治すことはかなり難しく、お金をかけても繰り返すことが多いです
  • 持ち家だと社会的に信頼されるなんて話は昔のことです(預貯金があればいいんです)
  • いつ大きな震災でダメージを受けるか分かりません

ざっと書き出しただけでもこれくらいの注意点があります。

老後にお金を残すためにも持ち家よりも賃貸の方が効率よく貯まりますが、いざ老後に賃貸生活に移ろうしても移れないリスクがあり、具体的には「高齢の入居者は大家が嫌がる」ことが多いという背景があるからです。

老後に賃貸に移ろうにも移れないため、家を売ろうにも売れないという悪循環も待っています。ですから少しでも若いうちに決断と行動をする必要があるんです。