(今回はコインランドリーからの臭いに苦しんで家を買い替えされたスメルハラスメント被害にみまわれた方のお話です。近畿地方にお住まいの57歳男性からの体験談です。)
我が家は20年前に分譲地の新築を購入してずっと平穏な生活をおくってきました。ところがある時、今流行りのコインランドリーが家の隣にできてから苦しめられることになったんです。
結局、すったもんだの末に築20年の家を手放して、農地に囲まれた分譲地で娘婿と一緒に二世帯住宅の家を購入することになりました。
実は今、コインランドリーが近い家は高く売れやすいんです!
近頃はすっかりコインランドリーがブームで、子育て中・作業着を洗う人・年配の方・足が悪い方など毎日のようにコインランドリーに通う人が日本中で増えています。
家で干せるのに天気の良い日もコインランドリーの乾燥機を使う人も多いです。
家に洗濯機や乾燥機があってもコインランドリーの機械は仕上がり違うのと店の機械を使う楽しさが好きで毎日使う人は本当に多いんです。
そんなコインランドリー好きな人は洗剤や乾燥機から出る独特の甘い香りすらも大好きな人が多いです。
そこで上記の家の売却査定サービスから無料で複数の査定をもらうとそんな日常でコインランドリー通いをしているお客さんを抱えた不動産屋さんから強気な高額査定をもらえる可能性も出てきます。
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好きなものが家の隣や近所にあるっていう心理的な魅力は高値で早く売れる可能性につながるんです。
コインランドリーのオープン後から異様な甘ったるい臭いが!あれ?これ知ってる臭いだぞ
コインランドリーが家の隣に出来て最初は喜びました!私は学生の頃からよくコインランドリーを愛用していて今でもスーパーに併設された店をたまに使ってたからです。「家の真横で使えるなんてウチ専用みたいじゃん」と家族で笑ってたくらいにウェルカムでした。
ところが、店がオープンしてから一週間ほど経ったある日、家の中で甘い臭いが毎日していることに気がつきました。娘に「なんかスイーツでも作ってのか?」と聞くと、「違うよ!これたぶんコインランドリーからの臭いだよ」と言うんです。
家の庭に出るとその甘い臭いは強烈でした!でも、どこかで知ってる臭いだったんです。そう!我が家でも使ってる柔軟剤の臭いだったんです。
そしてそれから少し時間が経つと今度はまた違う臭いに変わり、店がオープンする朝9時から晩9までいろんな臭いが我が家に漂ってくることを知りました。その日はコインランドリーが出来てから最初の週末だったので、平日の昼間に家にいない私がこの日に始めて臭いに気づいたのも無理はありません。
臭いがするということは排気ダクトがどこかにあるはずだ!探せ!
コインランドリーの店内からの臭いは排気ダクトから出てるはずだと思ったので、すぐに娘と探してみました。すると、コインランドリーの店の横から直系30センチくらいの換気扇が10個並んでいて、そこからわずか2mしか離れていない我が家にモロに臭いが出てることが分かりました。
すぐにコインランドリーの店に行き、「臭いをなんとかしてくれ」と言うと、チェーン店の本部に言ってほしいと言われてたらいまわしに。
チェーン店はクレームに相当慣れていました
臭いのクレームを伝えると「法令では問題がない」「他のチェーン店では一度も臭いで店が対応した例はない」「個人差の問題でなんとも使用がありませんよ」と相当慣れた口調で対応をされました。
市役所の環境対策課に相談すると一応は注意をしてくれますが、それでも最後は法令で問題がないということで対処はあくまでコインランドリー経営者側の善意に任せることになるという結末でした。
そして、役所の人が他所の事例を調べてくれたそうで、どうやら訴訟をしても大した解決策にはならないとう話でした。
また、近頃は柔軟剤の強烈な臭いで隣近所とトラブルになっている家も全国的に多く、吐き気や頭痛で悩んで民事訴訟を起こす一般家庭も増えているんだそうです。私達家族だけが臭いで苦しんでるわけじゃないようです。
婿の提案する二世帯住宅を建てることにしぶしぶ決意
娘はこのトラブルの時から半年後には結婚式を開くことが決まっていて、少し前から週末には婿も遊びに来ることが度々ありました。
その婿は県庁職員ということもあって遠方への転勤の恐れもなく、それでいて早くに家を建てたいという願望もあるようでローンを組んで家を建てる話を前からしていましたが、その婿が臭いに苦しむ私達を見て「二世帯住宅を建てませんか?」と提案をしてくれました。
最初は、婿なんかと一緒に暮らせるか!と思ってましたが、ここしばらく臭いに苦しんでる妻を見てるのも可哀想になり、婿の話に応じることにしました。
二世帯住宅を建ててくれるという婿!でも同じ男としてせめて私も半分はお金を出したい
婿が建てた家にのほほんと住めるほど親はお気楽じゃありません。せめて半額は出資しないと気楽に新居で生活なんてできないからです。
そこで、すぐに不動産屋に声をかけて今の家の値段を出してもらいました。最初に声をかけたのは近所のこじんまりした不動産屋でして、ここの値段は土地値が2200万円で建物はほぼ無価値という話で、家の価値がつかないのが嫌で次の不動産屋を探すことにしました。
それからは家から10キロ以上も離れた県下では大きな不動産屋を何軒もまわりましたがその甲斐あって家土地セットで2500万円なら売れるかもしれないとう不動産屋を見つけました。
そこに売却依頼の手続きもすませ、価格はともかく売れるのは間違いないことが分かっていたのですぐに2世帯住宅の話を進めることとなりました。
婿と一緒に6200万円の家を建てることに!税金に優遇措置があるとはびっくり
婿と一緒に二世帯住宅を建てるプランが固まり、土地値が3500万円で上モノが2700万円という事になりました。土地はすぐに見つかり建築依頼は婿の同級生が親子で設計事務所をしているところに依頼しました。
家が完成するまでには1年半がかかることとなり、とりあえず娘と婿、それに私達親夫婦はそれぞれ別の賃貸物件で暮らすこととなりました。ちなみに、売りに出した家は当初の予定通りの売値で売り出しから7ヶ月後に売却相手が決まり、その2ヶ月後には引き渡しが完了しました。
実は、コインランドリーを経営している人の親戚だという土建屋が購入し、アパートを建てる予定だそうです。賃貸物件なら臭いを気にせずに何年か住む人もいるでしょうね。
とにもかくにも、6200万円という二世帯住宅が完成し今はそこで平穏に暮らしています。当初は固定資産税がそうとう大きいんじゃないかと心配していましたが、2世帯住宅の優遇措置を受けられたので安心しています。
そのあたりは公務員をしている婿はさすがにぬかりなく事前にチェックしていたみたいです。私の若い頃にくらべたら随分しっかりした婿なので安心しました。