家を売る人にオススメのコラム

家を売るために必要な費用と無駄な費用

家を売る費用には無駄な費用と必要な費用とに分かれます。

実は多くの人が何十万円や場合によっては何百万円という無駄な費用を使って(使わされて)いるんです。

家を売るのに必要な費用

  • 不動産屋への手数料(売値の約3%)
  • 司法書士への登記費用(数万円程度)
  • 測量費用
  • 印紙代など

大きな金額は不動産屋への手数料で、これ以外は1万円~10万円程度と少額です。

家を売るのに不必要な費用

  • 内装リフォーム費用
  • 外壁塗装の費用
  • 耐震工事費用

そもそも家を売る前に、内装のリフォームや外壁の塗装や耐震工事なんて本当に必要かどうか確かめたことがある方はまずいないと思います。

私もかつてはそうだったので無駄なお金を沢山費やして失敗も沢山してきたんです。

リフォーム無しでも良い値段で売れることが分かりました

ある時、複数の不動産屋さんに声をかけてみたところ、そうした工事などしなてくも売却をするには何も問題がないと分かったんです。リフォームの前と後でいろんな業者に売値がいくらか聞いたところ、値段に変わりがなかったからです・・・それに、売れるまでの期間もとくに変わりませんでした。

もちろん、リフォーム前が相当酷い場合には話が別ですが、ごく普通に生活をされていた程度の汚れや傷みなら、そのリフォームにかかりそうな金額を値引きで対応してあげても十分に効果が得られます。

ちなみに、私がリフォーム効果の有無を簡単に確かめられたのはネットの一括見積りのおかげです。(本来「一括見積りサービス」は、少しでも高く売ってくれる業者を見つけるために利用するものです。)

(人気記事)→ 家の最高値も分かる無料査定サービスを使ってみました

膨大な数の不動産屋や買取業者が登録されていて、そこの複数社から売値についての見積りをメールでもらえ、どこが最高値で売ってくれるのかも簡単に分かるんです。これで分かるのは最高値だけじゃなく、複数社の見積り額を見比べることで自分の家の売値の正しい相場額も分かるんです。

そんな見積りサービスを使っても、リフォームのビフォー・アフターで売値が変わらなかったためリフォームが不要だと確信を持てたんです。

見積り結果を見てからリフォームをするかどうかゆっくり考えてください

見積り結果によっては、あなたが想像していたよりもはるかに高い値段が出ることも多々あります。

そんなふうに、売値に余裕があることを確信してから古びた壁紙や日焼けをして見た目が良くないフローリングや畳などを新しくするプチリフォームで魅力をアップさせてあげればいいわけで、これが最も堅実な売り方なんです。

ちなみに、私や周囲の売却慣れしている人達の体験からも、見積りサービス以上に高く売ってくれる不動産屋さんを自力で探すことはほぼ不可能だと確信しています。

だから見積りサービスでもらえた見積り(売値)が想像していたよりも安ければ、リフォームにお金お使うことは止めた方が得策だと判断するようにしているんです。

ただし無理してでもリフォームすべき例外もあります

借金してでもリフォームを済ませてから家を売った方が良いケースも存在しています。それは家の寿命に関わる緊急性の高いリフォームです!

雨漏りや外壁の穴や水道管の補修

例えば、雨漏りや外壁の穴、水道管の水漏れで、これらはちゃんと補修してあげないと、売却を仲介してくれる不動産屋さんが本気になってくれません。なぜなら・・・まず売れないからです!

雨漏りは簡単に直らない事もあるので補修済みのものでないと怖くて買う気がしません。それに外壁の穴はシロアリなどが入ることを連想するので、もしかしたら既に見えない箇所に被害があるかも・・・と勘違いされる原因となります。

水道パイプの補修は場所によっては床や壁を壊さないと補修できないことも多く、酷い場合にはコンクリートを割らないといけないケースもあります。それと、水道管からの水漏れの場合には家の基礎部分を年中濡らしてしまうためこもった湿度のせいで床下材や柱の腐食を招きシロアリも招くことになります。

そんな不安要素を抱えた家は不動産屋さんとしてはとても人に勧めることはできません。

水漏れは水道メーターを見れば分かる

なお、水道メーターを見ればどの程度の水漏れが発生しているかがすぐに分かるのでごまかしようがありません。

売却後にすぐにバレるので、ちゃんと直しておかないと瑕疵担保責任というものを問われて、後から補修費用を請求されることになります。

目先の得を取るか円満な売却をとるか

目先の得を見ればお金をかけずに売るのが一番です。

でも、売り出し中に修理費用分の値引きを求められてストレスを感じたり、売却後に修繕が必要な箇所のことでクレームをつけられないかヒヤヒヤするくらいなら、先にリフォームをして文句のない状態で売るのがベストです!

そのためにも「今の家の価値がいくらになるか」を把握して不安を取り除いておかないと、補修についての正しい判断ができなくなりますよ。