旗竿地に建っている家や旗竿地の土地そのものを売るには、そうした特殊な物件を売り慣れている不動産屋さんを選ばないと高値どろこか相場価格で売ることさえ困難です。
なぜなら、旗竿地は「不便」「暗い」「防犯面が心配」「風通しが悪い」など一般的に悪いイメージばかりで魅力に欠けるからです。それに、風水などを気にして家を探している人からすれば旗竿地は「包丁」と呼ばれ避けられる土地とされているんです。
旗竿地も見方を変えれば「売れる魅力」があります
そんな旗竿地ですが、実は「昼も夜も静か」「子供が外に出ても自分の家の車しか出入りしないから安心」というメリットもあるんです。
過去に私も旗竿地にある中古の家を売却してもらったことがあるんですが、その家を購入してくれたのは夜勤の仕事をもつテレビ局にお勤めをされているサラリーマンの方でした。
旦那さんの方は内覧に来てくれた瞬間から静かさをとても気に入ってくれていましたが、奥様の方も小さなお子さんがこれから家の前で遊ぶことなどを考えても最高の立地だと気に入ってくれたんです。
最初は不動産屋さんから「こういう立地はあまり高く売れなくて、最悪は大幅な値下げを提案するかもしれません」と言われていました。
ところが、蓋を開けてみると、相場価格よりも少し高い値段で売れて、しかも他の人に買われると困るということで手付金をすぐに用意してくれ、売買契約までもあっという間に対応してくれた経験があります。
旗竿地が持つメリットをちょうど求めている人に情報提供さえできれば、安売りなんてする必要はないですし、相場より高く売れる可能性さえあります。
旗竿地を探している人はどこで見つかるの?
数年前までは、とにかく数多くの不動産屋さんに声をかけて「旗竿地を気に入る」探すしかありませんでした。
でも、今はネットの一括見積りサービスさえ利用すれば簡単に見つけることができます。
見積りサービスを利用すれば、厳選された複数の不動産業社や買取業社から売値の見積りをメールでもらえ、その見積り額で最高値のところに旗竿地にあるあなたの物件を求めている人がいるという意味になります!
ちなみに・・・もしかすると最高値の見積りをくれた業社が抱えているお客さんは、旗竿地の物件かどうかはどうでもよくて、単純に価格や立地や間取りが希望通りだからあなたの物件を欲しがってくれているのかもしれませんが、もちろんそれでもOKですよね!
大切なのは「売れる理由」ではなくて、良い条件で売れる相手をいかに効率良く探して売却を完了させられるかどうかです。
ただし、そうした物件を購入してくれる人はそれほど多くはありません。なので、限られた購入希望者を逃さないためにも、街の不動産屋さんを自分でまわるなどして無駄に時間を費やしてしまわないようにお気をつけください。