(今回はソーラーパネルの反射問題で家を売る羽目になった方の体験談をご紹介します。)
当時、私はすでに一軒家に住んでましたがそこにある時から電事業者が買い付けた土地にメガソーラー発電と呼ばれる大規模な太陽光パネルが数千枚ほど設置するという案が出ました。
私の家とほかに4件ほどの家がメガソーラー発電のエリアに該当するということになり結果的に家を売ることになりました。
ソーラーパネルで被害にあったのに立ち退き料は出ず
この問題は当初に相手事業者側がソーラーパネルを設置しても私たちの住宅は別に発電の邪魔にならないので大丈夫ですよということで立ち退きという形になりませんでした。
これが最大の問題でして立ち退きにならないから立ち退き料がもらえず、自分たちで自宅を処理しなければならないという問題になったわけです。
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ソーラーパネルから我々が受けた具体的な被害
どういったことで困ったか?まずは音です。ソーラー発電って音なんてしないだろうと思っている人が多いんですが実は大きな音がするんです。
私も当時なんでこんな大きな送風機が動くような音がしているのかとか、コンプレッサーのようなものが動く音がするのかと思っていたんですが、どうやら、ソーラー発電した電力をバッテリーに渡す際、とても高熱になるらしくものすごく大きな送風機のような音がするとのことです。
ほかにも気になる問題はテレビが映らないという問題に直面しまして、これもどうやら、バッテリーに電気を渡す際、発生する電磁ノイズの影響で地上波デジタルテレビの送受信ができなくなるという問題に直面しました。
ちなみに私の家の場合には反射による光や熱の影響は受けませんでしたが私以外の残り4件の家のお宅の中の2件が反射によって家の外壁の金属板が歪んだという被害がありました。
金属サイディングの外壁が大きく変形したことで金属から別の素材に変更しなければならなくなったのにその保証は受けられないということでした。やはりその方も家を手放そうかを考えているところでした。
その方の家もどうやらテレビが映らないという問題のほかラジオも入らず、アプリでラジを聞くためのラジコもスマホの電波やWi-Fiの通信状態も阻害されるとのことで状況が安定せず、安定して使うには有線接続でしかインターネットがまともに使えないという問題になり電波状況のあまりに悪さに健康への心配も抱えているとのことでした。
なお設置されたソーラーパネルは、畳一畳ほどのパネルが数千枚ありましたが幸い私の家のほうにはパネルは向いていなかったので当初は油断をしていました。
他の家はどうやら畳一畳ほどのパネルからの光が数10個ほど自宅のほうに向いているとのことで「まぶしい」「室温が上がった」というほかにも「外壁が傷んだ」という問題もあったようです。
弁護士に相談した結果おそらく我が家が不利だと判明
ちなみに事業者に改善を求めましたが受け入れは拒否され、まるで「土地を購入したのは我々で、あなた達がそこに住んでいることをむしろ大目に見てる」というような言いぶりでした。
その後も聞き入れてもらえず弁護士の方に相談したところ「おそらく相手側のほうが有利でです」と言われました。
相手側が有利なポイントについては恐らくですがパネルの数を減らすということが容易なうえ、被害が出ている件数を把握していると思われるため、被害が出ている場所にあるパネルの数百枚ほどを取り除けばそれで「十分に歩み寄った」という結果に持ち込めるだろうということで弁護士の方も難色を示したのです。
それを聞いて「自宅を売るしかない」という考えが次第に強まってきました。いつまでもダラダラと揉めていたくなかったんです。
ソーラーパネル絡みで家を売る理由となった最大の理由
ちなみに、私が家を家族と相談して売るという結果になったのはテレビが映らないとか騒音もありましたが決定打は台風後に太陽光パネルが数枚割れているのを見たこととでした。
我が家よりも土地が高い場所にありそこで土壌汚染の心配が今後もあることを分かっていこの土地にずっとは住めないと判断して最終的に売買したわけです。
ちなみに、4件存在するほかの人たちもどうやら自分の家を手放すとのことで、その理由は4人のうち2人が農家なんですが安心して農業が続けられないということで手放すそうです。
今は賃貸マンション住まいですが本当に快適な毎日です
現在は大規模な空き土地や農地などが全く存在しない街の中心地にあるマンションに住んでます。賃貸ですが太陽光パネルの心配など一切のストレスから開放されて最高です。
妻とは「もし老後に住居を移転するとしても田舎はやめておこう」と話をしています。
理由はやはり太陽光パネル事業は何もない土地を利用するので田舎を除いて別のエリアに住めば二度と同じ目に会わなくて済むからです。
なお、そんな迷惑そうな場所に建てた住宅ですが相場より2割安い価格にしたらそれからすぐに値売れました。
これには驚きましたがどうやら複数の県で貸家を営まれている大家業をされている他県の方が購入してくれたそうです。まあ、貸家にするのなら家賃次第で入居する人はいるとは思いますが自分が一生済むのはこりごりです。