家を売る人にオススメのコラム

売り家に買い付けが入ったら広告掲載は取り下げるべき?

家を売り出している場合、もしも買い付けが入ったら売り出し中の広告は中止した方がいいの?そんな疑問を持つ方も多いそうですが、数多くの家を売却してもらった私の体験上、答えは一つです。

購入希望希望者のローン審査が終わるまでは売り広告は下げない事をオススメします。

広告を下げない方が良い理由は

その理由は、購入希望者が本当に買ってくれるかどうか分からないからです!例えば、購入希望者がローンを利用する場合にはその審査が通るかどうか分かりません。

ローンを利用する方の多くは、自分なら通ると思っているはずですが、現実はそれほど甘くはありません。

何割かの申し込み者は審査に落ちてしまうので、申し込みが入ったからと言って油断をしているとまた最初から購入希望者を探さないといけないような再スタートを切る必要が出てきます。

ローンが通るのを確認するまではそのままで

あてにしてた人のローンが通らずに、再び購入希望者を探すなんて無駄な苦労をしないためには、買い付け後にローンの審査まで進んでいたとしても、結果がOKだと分かるまでは広告は下げず、2番手や3番手の購入希望者さん、もしくはもっと沢山の希望者をキープしておく必要があります。

これは何も問題はなくて、もし2番手などが現れた場合には「1番手の人の審査が通らなければすぐに声をかけさせてもらいます」というような連絡を入れておけば大丈夫です。

実際に私もこのような経験があり、1番手の方がローンを使えなくなり断りを入れられた後に、2番手の方に声をかけて売却が成立したことがあるんです。それに、最高値で買ってくれる人が何人目に現れるかも分かりませんしね!最高値の人を優先して売るのはOKなんですよ。

2番手以降の人に売却をする時の注意点があります

もし、1番手の人が審査に通らないなど2番手の方に声をかける際には、上手に立ち振る舞いをしなければ足元を見られるので要注意です。

2番手の人に声がかかるということは、最初の人と交渉が成立しなかったということはすでにバレているので、強気な態度を保持しないと弱みに付け込まれてしまうからです。

例えば、2番手の人から「最初はその値段で買うつもりだったけど、今は100万円の値引きをもらえないと買えません」なんて言う駆け引きをされてしまうケースがあります。

そんな100万円の値引きがないと買えないなんて事は、何の根拠もないので嘘だとは分かっていても、こちらはすでに1番手の購入希望者が離れてしまっているので、立場的には弱い部分があります。

売り主さんはブレない強い気持ちを持つことも大切です

上記のような状況になると、多くの方は100万円でも値引きして売ってしまうと思いますが、ここで上手に売却するには、断固として値引きには応じないことです!

これも私の体験上ですが、ここで100万円の値引きに応じれば、ヘタすると更に50万円の値引きを求めてくる可能性がありますし、引き渡し後の条件などを購入者側にあまりにも有利過ぎる条件を加えてくる可能性もあります。

ちゃんとした売却方法をとっていれば、そこまでしなくてもちゃんとした値段では売れますから、最初に舐められないように、値引きに応じないくらいの断固とした姿勢が大切です!

きっと相手も、1番手の話が流れたのに強気なままでいれば、それだけ売ろうとしている物件の価値は相当良いものなんだな・・・と感じるようになるはずです。