家を売った体験談

連帯保証人になる怖さ!弟の連帯保証人としての義務を果たすべく家を売りました

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我が家は中古で購入して10年になる物件ですがローンはまだ10年残っており総額で2500万円の返済が残っています。

築年数の都合上から月額の返済が大きいローンを組んでいました。

兄弟2人で生きてきたので弟の夢は叶えてあげたかった

ある時、弟が相談に来て「パン屋を開きたい」と言う話を聞きました。私達は早くに両親を亡くしたために兄弟2人で協力して生活をしてきました。そのため、脱サラをしてなんとか夢を叶えようとしている弟を助けてあげたいという気持ちがありました。

もともと学生時代からパン屋さんをやりたいと話ししていた夢ですが、思うように資金も集まらないようで本人は38歳にして壁に当たってたようです。

パン屋といえども店舗工事の他にも高額な窯の購入など3000万円を使ったとか

開業に当たっては、まず土地の購入と店舗の工事、さらに中古とは言いながらもパンを焼くための窯の購入を行います。それだけでなんと3000万円のお金がかかったそうです。

県の制度を利用していくばくかの補助をもらっていましたがそれでも2000万円は借金をしないといけないとのことでした。

そこにこれからの仕入れにかかる費用やバイトかパートを1~2人を雇う人件費もかかるわけですから相当厳しいだろうと思っていたら、案の定、貯金での補填でも足りず私のところにもお金を貸して欲しいとお願いがきました。

弟の夢を叶えるために自宅を担保に500万円を借りてあげました

正直言っていかに弟といえども我が家も2人の子供を抱え、ローンが二重にも残っている以上は貸せるお金などほとんどなかったのですが、 500万円のお金の融通とローンの支払い中の自宅を担保に入れることに決断しました。

さらに弟の借り入れの連帯保証人にもなってしまったわけです。弟と私の家内はそのなじみと言うこともあり最初は渋っていましたが弟のことを信じて私の判断を支持してくれました。

夢の実現と商売での成功を混同させてしまった結果

正直、融通した、200万円に関しては帰って来なくても仕方ないと考えていましたが誤算だったのはあまりにも経営がずさんで、1年経った頃には資金が回らなくなったことです。厨房設備などの大きな借り入れを返済していけるだけの目処が立たず自己破産をせざるをえませんでした。

でも、そうなると連帯保証人となっている私も弟と同じ立場で借金を返済しなければなりません。それほど現金を持っていたわけではありませんので最終的にはローンの支払い中とは言え、自宅を売却せざるをえなくなりました。

弟とは縁を切るということで妻との離婚は避けられました

私は妻には泣かれましたが、一応、妻の建前上「弟との縁を切る」という話で私達夫婦の関係が崩壊することはギリギリ間逃れた感じです。

昔から親しい仲でもお金の貸し借りをしてはいけないと親に言われていましたが、まさか両親も私も弟にお金を貸すことでこんな結末になるとは予想もしていませんでした。

幸いなことに妻の実家には知られることもなく影響はありませんでしたし、私も家を売却せざるをえませんでしたが借金が残ったわけではないので何とか生活ができています。弟に関しては今は他県に出て運送会社に再就職をし少しずつ生活の基盤を整えているようで安心しました。

家は担保として奪われるまえに自分で売りました

500万円の借り入れの担保として自宅を設定していたんですが、不動産屋さんに相談すると土地値で1,600万円はあり建物は600万円ほどの価値だと分かりました。かなりもったいない担保設定をしていたようです。

担保でとられると大損になるのですぐに一般市場に出して売ることにしましたが、すぐには売れないことは不動産屋さんも私も分かっていましたので、ひとまずは不動産屋さんが損をしない程度の金額で購入してくれるというありがたい話になりました。

売り家の近くにイオンが建つというラッキーもあって無事売れました

後で分かった話ですが、私達の家の近くにイオンモールができるとかで今後は街の価値が上がることが間違いないと知っていたようです。いずれにしても、私達にとっては土地値よりもずっと高く買ってもらえたので事なきを得た感じでした。

この時はそこそこの値段で早く売れることが何よりも大切だったので命拾いをした気がします。もう再び身内の連帯保証人にはならないと決め、子供達にもしっかりと言い聞かせました。

連帯保証人になると最初に請求をされても断れないという怖さ

ちなみに、これも後に知ったことですが、連帯保証人になるといきなり最初に私に請求をしてきても良いという法律になっているそうです。

つまり、弟に返済ができるお金があったとしても、債権者は私に最初に返済を求める権利があるとかでこんなに恐ろしいことを契約していたと思うとゾッとします。

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