10年以上住み続けた大切な我が家でしたが、ひょんなことからお隣の奥さんと私の妻とが折り合いが悪くなり、ついには妻がうつ病気味になってしまったため、家を売却する事を選びました。
事の発端はお互いの家の境にある薔薇のツタ
お隣の奥さんとうちの妻が不仲になったのはお互いの家の境に生えている薔薇のツタが原因です。
ある時、お隣の奥さんがうちの妻に「ねえ?ツタを切った?」と声をかけてきて、うちの妻が「なに?知らないわよ?どうしたの?」と事実の返事をしたそうですが、「切るなら声かけてって言ってたのに・・・」と言われてしまったとか。
完全にあちらの勘違いだそうですが、それから微妙な関係となり、お互いの家のドアを締める音にまで敏感に反応するようになってしまったんです。
挙句に、町内会の集まりではあちらの奥さんの方が長くこの地に住んでるために仲間も多く、うちの妻は居心地が悪くなり、次第に外に出なくなってしまったんです。その結果が軽いうつ病状態です。
妻の笑顔だけでなく我が家の笑い声も消えました・・・こりゃいかんぞ・・・と
ここままだと妻もダメになるし我が家も子供も含めて皆がダメになると思った私は家を売ることにしました。妻のため家族のためです、損が出たとしても後悔はありません。
とは言っても、隣を含め、ご近所の目もある為、売れるまでの間はできるだけ近所にバレないように進めて行きたいと思った私は、家を購入した時にお世話になった地元の不動産屋さんにお願いする事にしました。
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内緒で売ることなど相談しやすかったので地元業者を選びました
実際、大手と呼ばれるようなハウスメーカーなどにも売却の相談をしましたが、一番親身になって、相談に応じてくれたのが地元の不動産屋でした
今の土地開発も手掛けた不動産屋さんと言う事で、我が家がご近所トラブルにあってしまった事に少し同情してくれたのかもしれません。そうして、売却の準備を進めた我が家は、4LDKの一般的な間取り。1階には、リビングとリビングに通じた和室が、そして2階には主寝室と子供部屋が2つありました。
特にこだわりを持って作った家ではない為、基本的な間取りと内装で庭は小さいものの車が2台停める事ができるようになっており、4人家族なら十分な家といった感じでした。
すぐに査定をしてもらい、大まかな販売額を決める事に
まだローンが残っている私にとっては、少しでも高い金額で販売して欲しいと言う気持ちはありながらも、できるだけ早く売却する事ができ、早くこの場所を離れたいと言う気持ちとがあり、複雑な気持ちで価格の設定をした事を覚えています。
不動産の売却など初めてだったと言う事もあり、価格は不動産屋に決めてもらう事に。ただし、条件として大々的な宣伝、例えば折り込み広告などを入れると言った宣伝などは行わず、ひそかに行って欲しいと言う事だけしっかりと伝えたのでした。
不動産屋さんは乗ってくる車にも配慮してくれました
不動産屋さんに伺った時にはそこの営業車は「◯◯ハウス」と書かれてものばかりだったと思いますが、私が「近所に内緒で売りたい」という話をしたためか、自分の車で内覧のお客さんを連れてきてくれました。ありがたかったです、ホントに。。。
その為、これといったトラブルもなく、月に数回の内見が入るといった感じで進んみ、確か、最後から3組手前に内覧に来てくれた家族に無事に購入して頂く事ができました。
子供の学区を最優先して家を探しているご家族でした
上のお子さんが、来春から小学生と言う事で、できるだけ評判の良い治安が良い学区に入学させたいという希望だったそうです。それで不動産屋さんが我が家を紹介してくれたとか。確かに、私達の住んでる家の区域は学校も荒れていないのはわりと知られています。
隣の学区になればかなり荒れてるとかで、授業中にスマホでゲームをする小学生がいるなんて恐ろしい話も聞いたことがあります。
お互いにハッピーになれるのならこんなに良いことはありません。
家を売ると決め手から全てが終わるまでに役半年でした
家を売ると決めてから、実際に売却が済むまで半年余りかかりました。もっと早く売れるものかと思ってましたので家を売るという事は本当に難しいんだな・・・と実感しました。
まだ私の住んでた場所は賑わっているエリアだから良かったんだと思います。不動産屋さんの話だと、昭和50~60辺りに開発された隣のエリアなどはなかなか売れないとか。
住宅街全体の見た目も寂れていたり、なにより耐震構造の家が少ないので中古住宅としての魅力に欠けるようです。とは言え、私達の家もあと10年や15年経てば同じ道をたどるかもしれません。なので、売却を考える方は少しでも早く動き出す事が重要だと感じました。