アパートを売る場合

アパートを売るなら今すぐ!次の買い手のローン審査が厳しくなってきた

アパートを売ろうとしている大家さんは今すぐに売るのが得策です。すでに、私の周りの全国の大家さん仲間にも築20年未満の物件はどんどん売りに出しています。

 

アパートを売りに出している大家仲間が多いその理由は、ありふれた「少子高齢化」が理由ではありません。

実は、売りに出している人が多い理由は「銀行のせいで次の買い手がみつからない」傾向が高まってきているからなんです。

 

売る前にまずは正しい価値を知っておくべきです→ 匿名であなたのアパートの売値の最高値が分かります

 

正しい売値を知らないと、「今は売れませんよ」なんて適当なことを言われて売れやすい安値をつけられて大損するリスクがあります。それを避けるためにも、正しい価値をオーナーであるあなたが知っておくことが何よりも大切です。

 

銀行のせいで中古アパートが売れなくなる理由

これまでは、銀行が「建築のための融資」にはどんどんお金を貸してくれました。そのおかげで私も賃貸用に中古のアパートや購入することができたんですが、今後はそうした融資を厳しくするそうです。

 

中古のアパートを買ってくれる人のほとんどは融資を利用して購入するため、その融資が厳しくなればたちまち買い手は激減します。

 

さらには、現金で払えるような人は売り主よりも有利な立場となるため「半額になれば現金で買うけど」といった高飛車な交渉も当たり前のように増えてくることも予想できます。

 

いずれにしても、今までみたいにサラリーマンなどが気軽にローンを使って中古アパートを買えていた時代は終わりを迎えようとしています。

 

まだ今ならすべての金融機関がアパートローンへの融資に厳しくなっているわけではありません。だからこそ、売るなら今すぐに売ってしまい、売れ残りの中古アパートで溢れかえって値崩れに巻き込まれてしまう前に手放してしまうのが得策と言えます。

https://myhomeurukothu.net/%e3%82%a2%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%8a%e3%83%bc%e3%82%92%e3%82%84%e3%82%81%e3%81%a6%e7%89%a9%e4%bb%b6%e3%82%92%e5%a3%b2%e3%82%8b%e3%81%ab%e3%81%af%e3%81%a9%e3%81%86%e3%81%99/

少子高齢化という言葉のせいで即満室になるアパートでさえも警戒されてます

少子高齢化という言葉は今や小学生でも知っているくらいの認知度がある言葉ですが、その言葉のせいで、空室ができても即満室になる人気アパートでさえも中古として購入を考えている人からは警戒されています。

 

「今は満室でも数年もすればどうなる分からない」というのが警戒されている主な理由ですが、こうした状況はこの先も10年以上は続くと思われます。

 

(将来はまた若者で溢れかえる日本になるかもしれませんが、少なくても2030年くらいまでは目先の中古アパートの需要が好転することはないと思います。)

 

アパートを売るかどうか迷って数年経ってしまうと、今以上に売りに出されるアパートは増えるので値崩れもどんどん激しくなりますし、下手をすれば家賃1万円なんて部屋も増えてくるかもしれません。(すでに地方には1Kで1万円台の家賃は存在しています。)

生活保護の人なら入居してもらえるというのは昔の話

大家仲間のなかには「生活保護の人に入居してもらえば大丈夫」という人もいますが、近頃は空き物件が増えているので、生活保護を受けている人も新築並で立地も風通しも良い物件でないと入ってくれないところも増えています。

 

築浅の綺麗なアパートが月5万円の家賃だったとして、そこが何年も空室で埋まらなければ、やはり家賃をどんどん落として埋めたくなるものです。

 

資金に余裕があり、なおかつ、先を見てる大家さんであれば、築浅のうちに家賃を5万から3万などに早めに下げてしまい、生活保護を受けられている人に入ってもらい、そのまま長年にわたり住んでもらうという戦法の方もいます。

 

その場合でもいつか将来に売却をするのなら、今のうちにアパートを売っておくほうが無難なのは間違いないと思います。これが一軒家を賃貸する場合とは出口が大きく違う点なんですよね。

 

戸建てなら、一般のサラリーマンなど中古のマイホームを探している人に売ることができますが、アパートの場合には更地にでもしてしまわないと、一般の人には売れませんからね。