家を売った体験談

主人が亡くなった後に重くのしかかる住宅ローン!払える見込みがなくて家を売りました

今回は45歳の会社員で二人のお子さんがいる方の家の売却体験談になります。

お子さんは中学生と高校生だそうですが、ご主人様は去年に交通事故で亡くなられてしまったとか。ご主人様が亡くなられたことがきっかけで家を売却するほどに人生が変わってしまったそうです。

交通事故でなくなるとは想像もしていませんでした。

交通事故で主人が突然に亡くなってしまったため悲しんで落ち込んでいる時間がなく、早速生きていくことを考えなければなりませんでした。

まず最初に、これからも生活設計をどのようにしようかと真剣に悩んだのです。と言いますのは子供をこれから大学まで進学させたいと考えてたからですが、このままの状況では行かせてあげることが無理と思ったのです。

なにせ女手ひとつで子供二人を育てながらの毎月7万円の家のローン返済は無理だったからです。

(人気の記事)→ 借金返済のために家を売る最速の方法

今までの生活は共働きによって成り立っていました

もともとは夫婦共働だったので、それだからこそ子供の進学とローン返済の両立ができてたんですがこれからはそんなことをできるはずがありません。

住んでいる家を売りに出す決断までにはあまり時間はかかりませんでした。こういうタフなところは母親だからこそ強いんだと思いました。

頭金をそこそこ多く払っていたので団信に入ってませんでした

最近だと、家のローンを組む際に団体信用生命保険というものに加入する人が多いと聞きます。これに加入していれば、もしローン名義人が死亡した場合には死亡保険金で住宅ローンが終わるというものです。

でも、私達の場合には幸いにも頭金をかなり多く用意できたのでこれには加入していませんでした。

頭金を多く用意した代わりに、貯金はほとんど無くなっていてそれが大きな間違いだったと今となれば後悔していますが、今となればそんな事は後の祭り・・・そんなわけで、葬儀が終わり早速翌月からの返済に怯える生活になってしまったんです。

(関連記事)→ ローン途中で家を売る方法

自由設計の家は売却には不向きだと言われてしまいました

私達の家は4LDKの普通の広さの家ですが、「自由設計」で建築してもらったために少しこだわりのある間取りになっていました。ところがいざ不動産屋さんに声をかけたら第一声が「自由設計は売りづらい」でした。

自由設計はこだわりが強く出ているほどに売却には不向きなんだそうですが、特に我が家は敷地面積からするとかなり強引な間取りになっているんです。

家族一人づつの部屋を作りたいと思ったので、そのように設計してもらったんですよね・・・ちなみに家は5年前に建てたもので、設計は主人の同級生で大手のハウスメーカーに勤務している方に頼みました。いろいろ無理な注文に応えてもらったのでものすごく愛着がありました。

少しでも良い条件で売るにはあちこち声をかけるべきと知りました

そんなふうに「自由設計」は売却時に不利だと知ったので少しでも高く売れる方法はないかとインターネットでいろいろと調べてみました。

そこで「いくつかの不動産屋にお願いすることが基本」と言う事を知ったんですが、その理由はいくつかに見積もりをしてもらって、その中から最も高い価格をつけてくれる業社を利用して売るのがいいと言う事なのです。

ネット上で大手の3社の見積サービスが見つかりました

スマイスター・イエイ、イエウールなどいろいろ見比べているうちに、とにかくイエウールの広告を沢山見ることに気がつきました。(※最終的にイエウールを使ったんですがその選んだ決め手は登録されている不動産屋さんの数が他のサービスより多かったからです。)

主人の49日も終わり、いろいろなバタバタが落ち着いた頃に売却依頼をしましたので、たぶん主人がなくなって3ヶ月は経っていたと思います。

すぐ目先の返済で大変になるはずだったので、できるだけ早めに行動しようと思ってましたが、幸いにも主人が乗っていた車(ヴェルファイア)を売却したところ、1年分くらいの住宅ローンに回せる金額になったのでじっくり構えることができたんです。

相続の手続きも終了し売却に対していよいよ本気モードに!

イエウールを使って6社の不動産屋に見積もりをお願いした結果、2社が飛び抜けて良い価格であったので、その2社に家を見てもらうことにしました。

実際に家を見てもらってから本見積もりを出してもらったら80万円の差がつき、そこで正式に売却をお願いする不動産屋さんが決まりました。そして専任媒介契約という形式で正式にお願いをしてから2ヶ月後にはほぼ見積りに近い金額で売ってもらうことができました。

面倒なことは不動産屋さんがほとんどしてくれたので凄くラクでした

家を売ることは、大変と思っていましたが、不動産屋がほとんどのことをしてくれましたし、偶然かもしれませんがすぐに買い手を見つけることができたので精神的もすごく負担を減らすことができました。

特に私のように主人を亡くして疲弊している方や仕事で忙しくしている方にとってはすごくこころ強いはずです。

ちなみに、建築時に拘った間取りのクセが強い私達の家を買ってくれた方は、なんと賃貸目的に購入したサラリーマン大家さんでした。まだ築年数が新しかったので10年ほど賃貸にまわして、そこそこ家賃で回収をしてから将来は自分達がリフォームをしてそこに住むという今どきらしいシッカリしたご夫婦でした。

壁を壊して間取りを変える前提で購入をしてくれるとか!ちょっとだけ複雑な心境です

柱がしっかりした構造なので、将来には壁を抜いて間取りを変えることをイメージしていると伝えられ、売れた喜びと拘りの家を一部破壊されるという複雑な心境が入り混じりました。もちろん売れたから良かったと思ってます。

いずれにしても、6社の不動産屋さんに声をかけることができたからこそ、こうした購入者さんと出会えたんだと思います。どこか近所の不動産屋さん1社に決めつけることをしてたら今だに売れてなかったのかもしれませんからとてもありがたいです。

今は賃貸マンションでローンに悩むこともなく気楽に生活しています

今は賃貸マンションに引っ越しをしていまして、下の子供が大学進学をするタイミングで私は実家に戻り、両親と同居しようと思ってます。

これで親の老後の心配も解消できますし、私も家賃などの支払がなくなるのでベストな方法だと感じてます。

息子達も大学進学時には県外に出ることは間違いないので、そのままそれぞれの家庭を持って住まいも構えることになるので、家を売ったことには後悔はありません。

(関連記事)→ ローン途中で家を売る方法

(関連記事)→ 借金返済のために家を売る最速の方法