家を売った体験談

勤務先の液晶パネル工場が減給となり早期退職まで迫られ住宅ローンが残る家を売りました

妻と5歳になる息子との3人暮らして生活していた私は、当時の仕事が順調だったことと、もう少し広い家に住みたいという家族の要望で、思い切って住宅ローンを組んで新築一軒家を購入しました。

その当時には勤務先メーカーの液晶事業は絶好調で工場の新設も複数同時に進行していたので業績の悪化などは想像もできませんでした。もちろん、銀行のローン担当者も喜んで融資をしてくれたのですっかり安心をしていたんです。

勤務先の液晶パネル事業が縮小になりピンチ!

住宅ローンを組んだ当初は、勤務先の大手太陽光パネル工場(大手家電メーカー)の生産管理を行っておりましたが、徐々に太陽光パネルの生産量が減っていき、事業の売却なども急速に進められていったことで早期退職を余儀なくされてしまったのです。

現在は、異業種の契約社員として愛知にある自動車工場のライン従業員として単身赴任で働いておりますが、以前の収入とは雲泥の差となっており家計面で非常に苦労を強いられています。仕事があるだけありがたいというのが本音かもしれません。

月12万もの住宅ローンは今考えると異常でした

住宅の売却をした家は築年数3年で間取りが4LDKと家族3人で暮らすには十分な家でしたが、毎月の住宅ローンの支払いは12万円弱となっており、現在の仕事では住宅ローンを支払ってしまうと、生活費もほとんど残らない状態となるほど異常な状態でした。

食費はもちろんのこと医療費なども切り詰めなければならないような生活にストレスを感じてしまって、こんなことならいっそ売却した方がマシだと思ったんです。

住宅ローンの自力返済は完全に諦めました

そんなふうに住宅ローンの支払いが困難になってしまったことから、住宅の売却をしたのですが、売却を決めた時点で残っていた住宅ローンは2000万円近くあり、今更どんな転職をしても当時の私の力では自力返済は不可能だと判断しました。

3年ほど前に3000万円程度の住宅ローンを組んだ住宅であって、家族全員が気に入っていたのですが、売却しなければならないなんて3年前には考えられませんでした。

家の売却を頼んだのは大手にもいろいろ声をかけた末に地元の不動産業者に!

住宅の売却の際に頼ったのは、近くの不動産屋はもちろんのこと、インターネットなどで検索して遠方の仲介業者などにも相談しましたが、やはり信頼性ということで地元の不動産屋で売却を依頼することにしたのです。

実際に住宅を売りに出してから売却するまでの期間としては、4か月程度かかったと記憶しています。売れるまでには早ければ1ヶ月ほどで長ければ半1年以上かかると事前に知らされていましたので、平均的な期間で売却できたと思います。

住宅の売却ですと長いと数年は売れないというケースもあると聞かされていましたので、余裕のある売却スケジュールで進めていかないと、経済的にも精神的にも苦しくなってくると実感しています。

とにもかくにも、住宅ローンが無くなったことで毎月の支払いに怯えることがなくなり、気が楽になったのは間違いありません。売却をして今は本当に良かったと思います。

(関連記事)→ 住宅ローンの返済が難しくなった時の対処方法

(関連記事)→ 家を情報非公開で売りたいならどうしたらいい?