家を売る人にオススメのコラム

北向きの家でも上手に売れば高く売れます

もともと北向きの家というの日当たりが悪くカビやすいなど好む人が少ないために、同条件のライバルの売り家よりも大きな値引を出してお得感を出す必要がありました。

しかも、ここ最近は太陽光発電が広まってきたこともあり、オール電化住宅にしたいという人には北向きの家は避けられる深刻な事態となっています。

でも大丈夫です!北向きを好む人さえ見つけてあなたの家を知ってもらえばきっと相場やそれ以上の高値でも平気で売れるからです。そこで、どうやって「北向きを好む買い手」を見つけるか?以下で紹介してみました。

北向きの家を高く売る最も効果的な方法

北向きの家を高く売るために、最も効果的な方法があります。それは「太陽光発電」に興味がない人や、南向きの家でなくても全然OKな人に家を売るという方法です。

一般的にどこにでもいる南向きの家を好む人に売ろうとするから相場価格や高値で売るのが難しくなるので、あえてそういった人は無視して「北向きでも良い」というニッチなお客さんに売ることができれば家の売却はとってもラクになるんです。

どこで北向きの家を売るのに向いてるニッチなお客さんを探す?

北向きの家を売るのに向いてるお客さんはどこにいるかは私にも分かりません!驚かれた方、ごめんなさい、でも私は知らないけど「見つける方法」は知っているんですよ。

見つけるにはちょっとしたコツがあって、ネットの不動産査定サービスを利用して家の査定額をもらえば簡単に分かります。→ ネットの見積査定サービスでいつも利用しているのがこちら

北向きの売り家にありがちな値引き要求を断れる

売るのがラクになるということは、言い換えれば「売り主に優位な条件」で売却をすることが可能になるということになります。例えば、値引を要求された場合でも「うちは値引をする予定はありません」ときっぱり断ることもできます。

せっかくの購入希望者を断っても大丈夫?と思われるかもしれませんが、過去に私が家を売却してきた経験上では「断られた人」というのはさらに魅力を感じる心理効果があるようです。

(北向きの家の方には特に必見の関連記事)売りに出した家や土地に値引きを求められたらどうする?

北向きの家を好む人ってどんな人?

北向きの家を好む人にはいろいろありますが健康状態や趣味の都合によって北向きの家に限定して探す人もいます。

白内障を抱えている人は眩しいのがイヤ

白内障を抱えている方などは光を眩しく感じやすいためにさんさんと日差しが差し込むリビングよりも、北向きのリビングの方が景色も見やすいし目に優しいので好む傾向があります。

白内障とは一般的には目の老化によって誰でも発生しやすいもので、60歳を過ぎた方であれば多かれ少なかれ自覚症状がないだけで白内障気味な人というのは多いそうです。

また、近頃は定年後に中古住宅を購入して余生を過ごすご夫婦なども多いですが、そうした60歳以上の方などは白内障気味の人も多いため北向きを探す人もいるんです。

自宅で仕事をする人

日中、自宅で仕事をする人にとって南から差し込む日差しほど邪魔なものはありません。特に今時はほとんどの仕事でパソコンを使う必要があるため、南向きの部屋でカーテンを開けて明るいままだと目が疲れるので通常はカーテンを閉めっぱなしになるものです。

でも、カーテンを締めると部屋が暗くなりすぎるので電気をつける必要がありまったくもって不便です。そうかといってレースカーテンでも日差しが丁度にならないため自宅で仕事をする人にとっては快適ではありません。

結局は、部屋で仕事をされる方には北向きの部屋でカーテンも開けて自然光でいることが一番快適なんですよね。

こうした北向きの魅力は腕の良い不動産屋さんならちゃんとお客さんに伝えますし、自分が抱えている顧客リストのなかで自宅で仕事をされている人には漏らさずあなたの家をオススメするものです。

タワーマンションの高層階から住み替える人

タワーマンションの高層階は普通の家やマンションと環境が大きく異なり、南向きの部屋というのは物凄い眩しさと日差しで高温になりがちです。(もちろん、ガラスにブロンズが入っていたりと対策されているところもありますが)

私の知り合いにも大阪でタワーマンションの最上階付近に住んでいる人がいますが、それらを知っていたので北向きの部屋を購入しています。その人から教えてもらった話ですと、高層階に住み慣れている人はこぞって北向きの部屋を借りたり購入したりするそうです。

北向きであっても、周囲は自分の建物よりも低い建物ばかりなのでビルに反射した光が建物の北側に当たるため十分に室内が明るくなるんだそうです。そうした経験をお持ちの方がマンションに疲れて戸建てを購入される場合には北向きの家を選ぶ傾向があるようです。