私は40代の主婦で家族は夫、娘、息子の4人になり、私は主婦の傍ら普段は縫製の仕事をしています。
かつて住んでいた家には購入時は何も不満がありませんでしたが途中から日当たりが悪くなるという想像もしていなかった不満点がありました。
不便さもある家でしたが日当たりは良いから気に入ってましたが
立地は駅前からもだいぶ離れていたので、途中で車庫を作りましたが、駐車するのも縦列駐車のような感じでしたので大変な部分もありました。
まあでもこれなんかは日当たりの悪さに比べると大したことじゃなかったんですが・・・問題なのは南側に新しく建っていた家でして、その家がある時から3階建てに増築してしまい極端に我が家の日当たりが悪化してしまったことです。
我が家は多少の庭もあったのですが、それが全て隠れてしまう程に日照が悪くなりました。どれほど日当たりが悪くなったかと言うと、庭に植えていた3本のオリーブの木が1本残らず見事に枯れてしまったほどです。
1Fの暗さは昼でも夜中と同じくらい暗く異常な空間に・・・
2階部屋はまだ日当たりが良い方だったのですが、1階は本当に真っ暗というような感じになってしまいました。それまでは、朝からある程度明るい家だったのですがあまりの変貌具合に気分が滅入りまるで人生にも光が差し込まないような気分になりました。
特に勝手口は本当に真っ暗で、朝家事をする時にも出かけるまで電気をつけなければ過ごせなくなり、毎日のように陽射しが入らないことで気分的には完全に鬱状態となりました。
どうやら人は日光を浴びる時間が短くなると鬱状態になりやすいそうで、この時の私はきっとそれに近い状態だったんだと思います。
洗濯物も室内干しがメインとなり、コインランドリーに通うペースも増えて余計な時間とお金を使うことにもなってしまいました。
容積率200%は諸刃の剣にもなります
私の住む地域では200%までの容積率がありますので3階建てまでなら建てる事ができます。これは自分が増改築をしたり新築する時にはありがたい数字ですが、他人が大きな建築物を建てるというリスクもあることに購入後に気がつきました。
お隣の家なのであまりきつく不満を言うことができませんでしたし、それまでのお互いの関係もそれほど良いものではありませんでしたから、遠回しにやんわりと言うことも難しい状況でした。親しければもっと言いやすい部分もあったと思いますが・・・。
はあ?なんで目隠しの塀を作ることに反対されなきゃいけないの?
ある時、こちらが境界の内側に目隠しの塀を作ろうとした所「風通しが悪くなるから作らないで!」とお願いされたこともありました。それなのに、あちらは我が家の日当たりを遮るような建物を何も事前に相談せずに増築し始めたのです。ホントに腹が立ちましたよ!
この工事についてもお隣は自分で行っていましたので、工期もいつまでかかるのかという感じでとてもうるさかったです。夜も遅くまで工事していたために、他のお宅から苦情が入ったようで途中で工事を中断し簡単に終わらせてしまった経緯もありました。
そんなこんなで我が家を売りに出すことにしましたが、売り出す最大のきっかけは当然「隣の建物が大きくなって日当りが悪くなった」ということです。それまでにも駐車場の狭さなどで家を売ろうかと迷ったことは何度かあるのですが、ここまで本気になるほどの理由は初めてでした。
築6年の4LDKの家を売却して日当たりの良い物件で気持ちの良い生活をスタートできました
ちなみに我が家は新築住宅の物件を6年ほど前に2,500万で購入した築6年の4LDKの家でした。そこそこの間取りなので売れずに困ることはないと判断し、売却が決まる前に主人が不動産物件を見回って気に入った新たな賃貸物件に先に引っ越そうという話になりました。(その方が家も売れやすいという話もあったと思います。)
本当はそれまで住んでいた家の転売を行ってくれる業者に新居探しも依頼するのが良かったのかもしれませんが、高く売ってくれる業者が良い物件を抱えているとは限らなかったので、結局は売却依頼をした業者と次の家を購入した時の業者は全く違うところになりました。
売り出し価格は最初に高くつけておいて2段階で値下げする事に
売却の値段は最初は高く設定していましたが、業者の勧めもあり2段階で売値を落とす事にしました。最初の3ヶ月で反応がなければ100万円ほど値下げをして、次は内覧が入った際に「即決してくれるなら」という条件でさらに100万円を下げる方法でした。もちろん、最初に値下げを見越して200万円ほどは高い売値をつけていました。
なお、引っ越しをしようと話をし始めてから、家が売れるまでに1年2ヶ月かかりました。1年2ヶ月の間は売れるかどうかハラハラしましたがそれでも日当たりの良い物件に引っ越すことができましたし、家を売ろうと決断してよかったとは思います。