家の査定にかかる時間はどのくらい？

家の査定をしてもらうには２つの方法があって、いきなり不動産屋さんに家を見てもらう方法（普通の方法）と、もう一つはネット上のやり取りだけで査定を出してもらう方法（早い方法）です。

急ぎで売らないといけない人もいれば、じっくり１年くらいかけてなるべく高く売りたい人もいると思います。以下ではそれぞれの査定にかかる時間を紹介してみました。

Table of Contents

普通の査定にかかる時間とネット査定の時間の違い

まずはスピードの早いネット査定の場合

ネットの査定だと、ネット上だけで査定してもらえる机上査定と呼ばれるものと、通常通りに家に査定をしにきてもらう方法の２種類があります。後者の場合には次にあります「不動産屋さんに来てもらう場合」と同じなので、ここでは机上査定だけをご紹介します。

机上査定の場合には、査定を依頼してから早ければ１時間ほどで結果がでます。

→　私がいつも机上査定を利用しているネットの査定サービスについて

なお、ネット査定の魅力は一度の手間で複数業者から査定がもらえ、金額を見比べて一番高い業者に売却を依頼できるという点になります。

机上査定を利用した場合でも、最終的には正式依頼をする１社が家に来て、より正確な査定額を出してくれます。でも、まだそこまで必要がないという場合などにはネット上だけで大まかな査定額を出してもらえます。

つまり、だいたいの売値が分かるだけでも十分な場合や早く査定額を知りたい場合には、１時間くらいで金額が分かる「ネットの机上査定」がベストだと言えます。

不動産屋さんに家に来てもらう場合

まず普通に不動産屋さんに家を見てもらってから査定額を出してもらう方法ですが、これだと数日はかかります。なぜなら、声をかけた不動産屋さんが忙しい場合には査定なんてお金にならない事よりも、目の前の売れかけている契約に集中をしたいという気持ちもあるからです。

もし仮に、不動産屋さんが動ける時にタイミング良く査定依頼をできれば、その日のうちに物件の状況などをチェックしにきてくれるかもしれませんが、その場合でも、隣地との境界の確認や登記簿などを閲覧して権利上も問題なく本当に売却ができるかどうかまで入念に下調べをされる場合にはやはり査定結果が出るのは2日ほどはかかってしまいます。

営業マンが新人かベテランかによっても時間が変わります

また、担当してくれる営業マンが新人かベテランかによっても大きく違ってきます。ベテランなら査定を出すのも1～2日もあれば出せますが、まだ1年や2年程度の新人営業マンの場合には下手をすれば一週間ほど待たされる可能性もあります。

新人が査定を出すのに時間がかる理由としては、いちいち上司のチェックをもらわないと査定を出せないという手間や、査定を出すのが数ヶ月ぶりというほど経験不足なケースがあります。

不動産屋さんで一人前になるには年数がかかります

そもそも、家の売却そのものが数少ないことなので、不動産屋で１年や２年働いていたくらいでは査定を経験することなんてほとんどありません。よほど依頼が舞い込むところでもなければ、５年程度働いても不動産屋の営業マンとしてはまだまだ新人感はいなめない世界なんです。

だから査定を依頼するのが若い営業マンや転職してきたばかりの経験が浅い人なら、何日も待たされる覚悟は必要となります。

査定を受けるための準備は？

家を見てもらう場合でもネットによる査定でも、どちらの場合にもあったほうが良いのが、家を建てた時の図面、それに面積などを参考にできる登記簿などがあります。もちろん、家の築年数が２０年を超えている場合などは図面などない場合がほとんどなので無くても気にすることはありません。

あれば査定の際に業者が調べる手間を少しでも省けるというくらいのでもので、査定額に影響が出るようなことはありません。

ただし、ネット上だけで査定を受ける場合（机上査定と呼ばれる方法）には、だいたいでもいいので築年数と敷地面積、家の間取りについての簡単な情報は確かめておいてください。

１坪が畳２枚分というルールを知ればOKです

ネットの査定を利用される方の中には坪数（会社によっては「平米」）を記入する欄がありますが、もしも坪数のイメージが分からない場合には畳を２枚並べた状態が１坪だと覚えておけば間違いありません。（２枚並べて正方形のようにした状態）

私が土地面積を大体で数える時には畳なら何畳あるかを想像してみて、仮に60畳分なら、60畳を2畳（1坪）で割った30坪という捉え方をしています。あまり厳密に数えようとするといつまでも数えられず疲れてしまいます、なので「リビングが何個入るか？」と大きなもので大体当てはめてみて、最後に、リビングが10畳ならそれに換算するという手もあります。

不動産屋さんも、メジャーなどで正確に測る時以外だとこんなアバウトな感じで数えているものなんです。