売却理由別

親の家を売って老人ホームへの入所金を作るには

家土地を売って入所施設資金に

親が老人ホームに入所すればその家を使う人がいなくなるため、入所の資金目的として親の家を売る方も多いです。その場合に求められることは、売れるまでの早さと高値売却になります。

 

多くの方は、売り家の近所にある不動産屋さんの1〜2店舗ほどに声をかけて売却依頼先を決めることが多いようですが、それだと何百万円も安く売られて大損するリスクがあります。

なぜなら、中古の家の売値は扱う不動産屋によって異なるからです。

 

そこで、もしもベストな不動産屋さんを自力で探すとしたら、10店舗や20店舗くらい声をかけないとどの業者が早く売ってくれるか分からないし、最高値で売ってくれる業者がどこなのかも分かりません。自力ではまず無理です。

 

でも大丈夫です。高く早く売ってくれる不動産屋の簡単な見つけ方があるのでご紹介しますね。

老人ホームへの入所金をすぐ払えるよう早く高く売る方法

実は私は、約10年ほど中古の一軒家を利用した不動産投資(大家さん)をしているため売却経験も多く、家を早く売ってもらえる方法を知っているんです。

早く高く売れる方法とはネット上で無料利用できる不動産一括査定を利用するだけです。

(人気記事)→ 家の売値も分かる無料査定サービスを使ってみました

 

これなら不動産屋さんにも行くことなく、どこが早く売ってくれる業社か?そして最高値はどこか?不動産屋に会わなくても分かるんです。

 

PCもしくはスマホなどネットを利用できれば誰でも簡単にマネしてもらえるようになっています。(この記事を読んでいただけているということは既に条件はクリアしていることになります♪)

ネットの査定サービスを使わなければ休日は毎週つぶれます

もし、これを利用しなければ、休日を利用して少なくても街の不動産屋さんをご自身で20店舗ほどはまわる必要があります。そこまで気合を入れて数多くの不動産屋さんを訪問しないとどこが最高値で売ってくれるか?また、すぐ買ってくれそうなお客さんをどこが抱えているか?が分からないからです。

不動産屋にも得意や不得意があり、あなたの家の間取りや立地とミスマッチなところの売却依頼をしてしまうと、相場よりも100万円も200万円も安く売られてしまうリスクがあるんです。

老人ホームへの入所後もお金がかかり続けます

もしも、老人ホームに入所をするお金を「家を売らなくてもなんとかなる」としても、入所後の出費が想像していたよりも大きくかかり、結局、後から慌てて家や土地を売る方が多いです。

私自身、家族が要介護5まで進み約4年間に渡って老人ホームへ入所をした経験がありますが、正直、年金などではとてもカバーできませんでした。

大正〜昭和1桁生まれくらいの方であれば、軍人恩給なども支給されているため多少は年金が多いと思いますが、それでもサービスが充実したところで快適な生活をしてもらおうとすればギリギリです。

老人ホームの生活でバカにできないお小遣い

また、老人ホームへ入所をした後には、食事が自由にできる方の場合には毎月お小遣いを渡す必要もあります。

本人が希望する飲み物や食べ物を、老人ホームのスタッフさんが代わりに買ってきてくれるサービスがあるからで、私の家族の体験ですと、上限2万円を預かってもらえました。

ただ、幸いにも本人は頭がしっかりとしていたこともあり、施設のスタッフさん用にもお菓子などを買ってきてもらっていたそうです。基本的には施設の方はそうした行為を断りますが、受け取って貰ったほうが本人が喜ぶので意外と受け入れているところも多いそうです。

そんなことをしているため、毎月2万円くらいはすぐに消えてしまいました。ささやかな喜びのためということもあり、こうしたお金も余裕をもって渡してあげたいですよね。

老人ホーム入所後に何度も入退院

老人ホームに入るまでは元気だった方でも、運動不足が原因で足腰が弱り躓いて骨折をしたり、横になる時間が増えることで腸閉塞を起こしやすくなったりと病院のお世話になる事も増えてきます。

仮に保険に加入していたとしても、保険金が支給されるのが2〜3ヶ月は先になるので、すぐに窓口で支払いができるまとまった現金は必要となってしまい大きな負担がのしかかってきます。

私の家族の場合には、1〜2ヶ月程度の入院を何度も繰り返し、入院期間中は病院への大きな支払いと介護施設への費用をダブルで払っていました。こうした事がきっかけで誰も住んでいない親の家を「いよいよ売却しようか」と決断される方も多いようです。

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家の価値は1ヶ月ごとに確実に減ります

家の価値は1ヶ月ごとに確実に減っています。これは建物の構造別に定められた「耐用年数」をもとに算出されるので見た目などは関係がありません。ですから、今すぐに売る場合と1年や2年も先で売るのでは確実に売値に差が出ます。

後で売った方が得するなんてことは東京都内の限られた一等地でしかありえない話で、しかもその一等地の中でもさらに限られたマンションでもないかぎり存在しません。それ以外の戸建ての方やマンションの方は、保有しているだけでどんどん損をすることになります。

あなたの家が一番高く売れるのは今日

家の売値が最も高く売れるのは「今日」です。これをお読みいただいている今日現在の景気がそこそこ良いのであれな尚更です。

もしまだ迷われていたら、ひとまず複数の不動産屋さんから売値の見積りをもらってみて、最高値で売ってくれる業社の価格を知っておくのも大切です。

ちなみに、不動産の売却は途中で購入者が決まっていない場合には途中で「売りやめ」することもできます。なので、売りに出してみたものの「他で資金が確保できた」なんて場合には途中で「やっぱやめた!」というのは全然OKなんです。売買契約まで進んでいなければ中止による金銭的なペナルティーはありません。

もし購入相手が手付金を入れていた場合には「手付金の倍返し」が原則的なペナルティーとなりますので、そこはご注意くださいね。

(最後に)

この記事が、高値で早く売却を終えてゆとりのある資金体制で介護施設での生活をサポートしていただけることにつながれば嬉しいです。