離婚調停中に家を売る場合、その家の名義が自分の名義なら売るのはわりと簡単ですがローン会社の名義などであれば厄介です。
ローンが残っている場合には名義はローン会社のものですから、ローン残金を一括返済しないと売れません。ただし、家を売ったお金で一括返済可能な見込みがあれば売却は可能です。
本当に一括返済できる見込みがあるかをチェックするには、査定サービスを利用すればOKで、それなら最高値ならいくらで売れるか正しい価値を知ることが簡単にできます。
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離婚調停の相手が家に住んでると厄介です
調停の相手がその家に住んでいて、しかも売ることを拒否している場合には売ることはほぼ不可能です。その場合には説得をするしかありませんが、多くの場合には間に弁護士などを入れることで双方合意の落とし所をつくってもらえるそうです。
離婚調停中に家を売る際の工夫
例え離婚をする前提で家を売るとしても、そんな理由は次の購入者が知ってても知らなくても法的には問題にならないのであえて正直に伝える必要はありません。ただし、売却をお願いする不動産屋さんだけには売却理由を正直に伝えておいた方が得策です。
今後、売却を進めていくなかで登記の問題や、確認事項などの会話で不自然な点が目立ちバレてしまうからです!
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不動産屋さんとの信頼関係が壊れると売れなくなる事も
悪気はなかったとしても、その瞬間までは不動産屋さんを騙していたようなものですから気分を害されることは間違いありません。不動産屋のように高額な資産を扱うなかでは信頼関係は不可欠なので、途中で信頼を失ってしまうのは致命的です!
”たかがそんな事”と思われるかもしれませんが、不動産屋さんからすればあなたは沢山頼まれているお客さんの中の1組に過ぎません。なので、どうせならもっと信頼できて、「この人のために少しでも高く早く売ってあげよう」と思う他の売り主さんを優先することは自然な流れです。
そんなことで売ってもらえるチャンスを逃してしまわないように配慮することはとても大切なんです。
不動産屋さんが依頼主との信頼関係を重視する理由
不動産屋さんの収入は売却が成立した後にもらえる手数料収入が大きな比重を占めています。加えてその売買契約はそう簡単に成立するものじゃありません!
営業マンによっては1ヶ月に1件も売買契約が成立しない人も沢山います。だからこそ、営業マンは売買をドタキャンする人(信頼できない人)を恐れているんです。
ドタキャンの理由は様々で、売り主さんが家族とモメて購入を見送ってしまったり、酷い場合だと理由も言わずに一方的に売り広告の取り下げを求められたりと、めちゃくちゃな事も多々あるそうです。そんなドタキャンを避けるためにはとにかく信頼できるお客さんだけを相手にするのが一番です。
信用ができない人のためには本気でサポートは無理
信用ができない人の売買を本気でサポートしてくれるワケがありませんし、腕の良い業マンからすれば隠し事をしていた売り主なんてすぐに見切りをつけてしまいたいくらなんです。(あえて適当な対応をしてお客さんから断ってくれるのを待っているケースもあります。)
離婚が原因で家を売るなんてことは今の時代は珍しいことじゃありませんので、隠し事はせずに、正直に話をしておくことをオススメします。
離婚調停中だったとしても、その理由なんて聞いてくる営業マンはいないので安心してください。(もし理由なんて聞いてくるようなデリカシーのない営業マンだったら、きっと購入希望者にも失礼な事を言っているはずなのですぐに他の不動産屋さんか営業マンにチェンジすべきですよ!)