売却理由別

3階建の家を上手に売却するには

3階建の家を上手に売却するにはちょっとしたコツが必要です。

と言うのは、3階建を探すお客さんは金額面でも家族構成の面でもかなり限られているからです。実際、過去に私が見てきた3階建住宅の中古売却では売値を大幅に下げたとしてもなかなか売れていませんでした。

でも大丈夫です!3階建ての中古の家を最も効率良く売れるコツがあります。

コツは「効率良く見積りを集める」だけなんです

具体的には、なるべく数多くの不動産屋に声をかけて、あなたの3階建の家をちょうど欲しがってくれる人と出会えばいいだけなんです。「ちょうど欲しがってくれる=高くても買ってくれる」という意味になるので、高値をつけてくれる不動産屋を探せばいいだけなんです。

でも・・・自分であちこちの不動産屋を訪問して見積りをもらおうとしても、そこに売却依頼する前提でないとまともな見積りをもらえない可能性もあります。

それを簡単に解決してくれるのがネットで利用できる一括見積りサービスなんです。

(人気記事)→ 家の売値も分かる無料査定サービスを使ってみました

 

私や周囲の不動産投資家の仲間も皆さん利用していますが、見積り結果は無料でメールで届くので煩わしい対応もなくていい感じです♪どこの業者が最高値で売ってくれるか分かるだけじゃなく、複数社分の見積りが届くので自然と相場額も知ることができるんです。

3階建ての家が売れづらい理由をまとめてみました

敵を知るにはまずは己から!ではありませんが、まずはご自身が売ろうとしている家について世間が持っている印象を把握しておくこともスムーズに売るには欠かせないことだと思います。

3階建の家が売りづらい理由

  • 売値がどうしても高くなる
  • 修繕費が大きくなる
  • 3階まであがるのが面倒
  • エレベーター付きはメンテンス費用が怖い

売値がどうしても高くなる

家の大きさや構造の都合で、そもそも2階建よりも3階建ての方が新築時の価格がはるかに高くなっています。

その違いはそのまま中古の売値にも適用されて高くなるので購入してくれる人が限られてしまいます。

修繕費が大きくなる

これは単純に平屋や2階建の家に比べると建物の外壁面積が広くなるので塗装などの修繕費が高くなることを心配するという単純な理由です。あと、これはあまり知られていませんが、家の外壁塗装や屋根の塗装をする際に、家の周囲に足場を組む金額が2階建と3階建で大きく差が出てくるんです。

市によって異なるかもしれませんが、私が住んでいる県ではどこの市区町村でも、2階建の足場には今でも木材を使った足場の利用が認められていて、これだとかなり費用が安く収まるんです。ところが、3階建以上になると足場の材料が鉄でないと認められないというルールもあり、私の経験上では木材足場の2倍近くかかるようになるんです。

加えて、近年はオリンピック需要や震災復興需要の影響で足場費用なども値上がりをしている業者も多いですし、そういった割高な費用を知っている人も多いようです。

3階まであがるのが面倒

かつては中古の家を購入される方の多くは若い世代の夫婦でしたが最近は年配の夫婦も増えています。また、親の介護を抱えた方が同居を前提に中古の家を探しているケースもあり、そういった方にはとても3階まで利用することは考えられないようです。

※自分が親のような状態になった時に3階は使えなくなることが既にイメージできているからです。

エレベーター付きはメンテンス費用が怖い

新築時にはエレベーターが付いてる3階建ては人気で好まれますが、中古になればちょっと話が違ってきます。なぜなら、エレベーターの機械そのものが古くなっているのでメンテンスがちゃんとできてないと閉じ込められやしないか・・・と不安になるからです。

また、自分達が中古で購入した後にもメンテンス費用はいつまでもかかるのでそれも購入を踏みとどまらせる理由になっているようです。

3階建の家を売れやすくするための内覧時の一工夫

  • 1〜2階など家の中が昼間でも暗い場合には先に明かりは全てつけておくこと。
  • 夏の3階はとんでもなく室温が高くなっていることが多いのでクーラーはつけておくことがオススメ。
  • 冬場の1〜2階で日当たりが悪い部屋は前もって暖房をつけておくこと。

基本的にはどの部屋も掃除を徹底しておくべきなんですが、特に3階の部屋は内覧者の期待が最も高まっている場所ですから、当日は内覧の前に水拭きをするくらいの手間をかけるのも効果的です。それに、もともと3階建ての家を見に来てくれる人はとても貴重な存在なので2階建ての家を売るよりもこうした掃除などは手が抜けません。

私はいつも画像にあります使い捨ての床拭き用のウエットティッシュを持参して、最終仕上げをしています。

内覧前の拭き掃除

ドラッグストアなどで激安品があるので気兼ねなくどんどん使うことができます。ちなみに写真にあるのが最近私が利用しているもので敗れることのないしっかりした素材で20枚入ってたものが170円ほどで購入しています。

雑巾のように手に持って気になる箇所の壁や床の拭き取りに活用しています。

ただし、最初に紹介しました見積りサービスを利用すれば、内覧はせずに写真だけで判断して購入してくれる人や、一般の人のように細かな掃除など気にしない買取業者などが即買いしてくれる可能性もありますよ♪

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