今住んでいる家を購入したのは今から4年前になります。私は41歳で妻は37歳、幼稚園に通う息子と2歳の娘がいるごく平凡な家族です。
子供ができたことで勢いがついて今の家を購入した時が幸せのピークだったと思います。その理由を紹介したいと思います。
分譲宅地を購入し家を建てたまでは良かったんですが
私が今の家を購入した時はまだ更地で、いわゆる宅地分譲地を購入して自分で家を建てるというスタイルでした。ちなみに家には問題はなく土地も地盤沈下などもなくて問題はありません。
問題は真横にできた公園で、そこで朝から晩まで子供が遊ぶ声が物凄くストレスになっているんです。
もともと公園ができることは知らされていたので文句は言えませんが、子供って遊んでる時に叫んだりするじゃないですか、その叫び声を年中聞かされてしまうと凄くストレスなんですよね。
近所迷惑を考えない学生もとにかく多い
子供が公園に来ると言っても、皆が小さいわけじゃなく、なかには中学生や高校生なんかも集まることもあります。そこで最近問題になっているのが、スマホの音楽を電池で動くスピーカーに繋げて大音量を流しているやからです。
ユーチューブを見ている時なんて、1人がスマホをもっているのを3人くらいで囲んで見ながら大爆笑したり、とにかく隣近所に家があるなんてお構いなしで手をバンバン叩いて大声を出して笑うなどとにかく酷いんですよね。
家の中にいて窓ガラスを締めてても音楽は聞こえてくるし、笑い声も聞けて来る始末です。警察に相談もしましたが、そこは公園ということもあってなかなかよほどの大音量でもない限りは禁止させることもできず、解散させることもできないようです。
休日に資格試験の勉強もできない状態
仕事の関係で、年がら年中何かしらの国家資格を受験しないといけないのですが、とても自宅で勉強ができる状態ではありません。
これから子供を2人養っていくには資格を取らないと出世コースからも外れてしまいますのでかなりの死活問題なんです。
妻が「静かな所に住みたいね」と言ったので即決しました
ある時、下の子を寝かしつけている妻が「静かな所に住みたいね」とつぶやきました。私も常々思ってはいたんですが、流石にそれは言っちゃマズイかなと思い我慢をしていたんです。
でも妻も同じ考えをしているということで安心しました。「売っちゃおうか?」と返事をしたら「うん、売ろう」と力ない声で返事をしました。あ・・・妻には我慢させてたんだな・・・とかなりヘコミましたね。
近所の不動産屋はなんだかイヤで少し離れた大手の不動産屋に相談しました
家の間横に公園があることが自分達のなかでネックと感じていたので、近所の不動産屋に声をかけるのはためらいました。「ああ、ここはウルサイね」なんてバレバレなイメージが強かったです。結局は家を見に来るからどこも変わりはないんですが気持ちの問題です。
気合を入れて5社に声をかけて、印象が良かった4社に家を見に来てもらいました。その際に、正直に公園の声がストレスなので売りたいという事も仕方ないので伝えました。
するとそのうちの1社がプラマードとか内窓を付けて2重サッシにすればかなり静かになると教えてくれたんですが、とにかく違う土地に行きたかったので売却する話を進めました。
ちなみに、内窓を教えてくれた業者がとても親身に相談に乗ってくれたので正式に売却依頼の契約を結びました。家が売れたのはそれから5ヶ月後のことで、売値はそこそこの高値で十分満足できる値段でした。
ローンの一括返済ができなかったので・・・
次に住む家は築年数が5年の中古住宅で物件まで決めていましたが、肝心の最初の家のローンが残っているのがネックとなりました。ローンは一括返済しないと売ることができないという前提があったからです。
それも不動産屋さんが教えてくれたんですが、家の買い替えならぬ「ローンの借り換え」というものがあるので、それを利用できれば次の家のローンも使えるということでした。
その後、何とか借り換え審査も通り、今は無事に静かな家で資格試験の勉強に集中できています。しいて言えば、田舎に場所を移したので、カエルの大合唱が物凄くてそれで最初の夏は寝付きが悪かったくらいです。今はすっかりなれてしまいました。
家を買うなら試しに宿泊するのがベスト
この経験で分かったのは、家を買う前に、一度でもいいから宿泊をしてみるということです。寝てみれば夜の音も分かるので、お隣の電気温水器のモーターの音でウルサイなんて事があっても、購入の前に気がつくことができます。
それに、カエルの声がうるさくてたまらないのなら、それを値引き交渉に使うというのも一つの手かもしれません。