売却理由別

家を売る 引っ越しを先にするか後でするか

家を売る際に引っ越しを先にするか後でするかで悩む方も多いと思いますが、できるなら先に引っ越しをした方が得策です。

 

私はこれまで何軒もの中古の家を不動産屋で売ってもらった体験がありますが、その経験から言えることは、空き家状態にした方がスムーズに売れやすかったということです。

 

ただし、売却を依頼する不動産屋選びを間違えてしまうと、いくら空き家にしても1年以上も売れ残ったり、相場より何百万円も安く売らないといけなくなったりと大損のもとですよ。

 

そこで、まずは空き家にした方が売れやすい理由について、続けて不動産屋選びについてそれぞれご紹介します。

家を売るのに空き家にした方が良い理由

家を売るのに空き家にした方が良い最大の理由は、家を見たくてやってくる人が住人の存在を気にせずにゆっくりと見学ができることことです。

 

住人がいる売り家の場合、どうしても遠慮をしがちで思う存分に見学することは難しいです。お子さんの部屋や寝室や台所など、何度も繰り返して見たくてもだいたい1回ぐるりと見たら見学は終わるのが一般的ですからね・・・

 

でも、空き家の場合なら、気になる部屋は何度でも繰り返して見学することができますし、写真撮影も気兼ねなくできます。また、空き家で家具やカーペットがないということは、通常なら見えないような箇所までしっかり目視ができ、壁や床の破損や水漏れ後の有無なども納得できるまで確認できるようになります。

 

こうした安心感の大きさは売れ方にも直結してきます。

また、意外と知られていませんが、不動産屋の営業マンも空き家の方がいつでも気兼ねなくお客さんを連れていけるので、売りやすくなると言われています。

 

住人が住んでいる家だと、「今から行っても良いですか?」といちいちお伺いを立てる必要がありますが、空き家なら勝手に自由に行けるので、内覧者を連れ来てもらえる回数が多くなり、結果的に売れる確率が高くなるわけです。

空き家にする際に一時的に荷物を預かってもらえるところがあります

空き家にするには、次に住む家が決まっていればそこに引っ越しを済ませてしまえば万事OKですが、家が売れて入金された後でないと、次に住むところも正式には確保ができないという方も多いと思います。

 

そんな場合、多くの方はひとまず賃貸マンションやアパートに最小限の荷物だけを運んで生活するのが一般的です。そして、しばらく不要な家具などはトランクルームに預ける方が増えています。

 

トランクルームとは月単位で借りることができる貸倉庫のことで、床がカーペットになっていて清潔感があったり、エアコン完備で年中一定の温度に保たれているなど、まるで人が住めるくらいに快適な環境の貸倉庫なんです。

 

全国展開している有名なところにはハローストレージなどがあります。ハローストレージの公式サイトがこちらです

空き家にした家を売る際の不動産屋選び

せっかく空き家にした家も、売却を依頼する不動産屋を間違えて選ぶといつまでも売れずに大損をしてしまいます。

 

というのも、売り出してから1年も売れなければ、売値が1,500万円ほどの中古物件の場合でも100万円は値下げをすることになるので無駄に半年や1年も売れ残ることは避けたいところです。

 

そこで、利用しておきたいのがネット上から利用ができる不動産の一括査定です。

 

一括査定を利用して、集まった査定の中で最高値の業者に売却依頼さえしてしまえば、自然とあなたの家と相性が良い不動産屋を選ぶことができるので、高く早く売れることになるんです。

>> 一括査定について過去記事で詳しくまとめてあります

 

 

不動産屋のなかには「すぐに引っ越ししたいから空き家状態の良い物件が欲しい」とお客さんから頼まれているケースもあります。

また、「納得できるまでしっかり内部を見たいから、買うなら空き家状態でないと嫌」というしっかり者の購入希望者もいます。

 

そうした人達をお客さんに抱えている不動産屋に売却依頼ができれば売れやすくなったり、もしくは強引な値引き要求なんかをしてくる失礼な購入希望者を避けることにも繋がりますよ。

(買い慌てている人や、本気であなたの物件を欲しがってくれる人なら、値引きなんて求めずにすぐに買ってくれるからです。)

 

こんなふうに、あなたの家と相性が良い不動産屋を選びつつ、そして空き家状態にしていつでも見学OKな状態で売りに出すことが、最も理想的な売り方だと言えます。