家を売る時の交渉を有利に進めるには売り主のあなたが主導権を握る以外に道はありません。
基本的には、家を売り出したスタート時には売り主さんが主導権を持っていますが最後まで握ったままでいるにはいくつかの注意点があるんです。以下で具体的に紹介したいと思います。
最後まで交渉を有利に進めるためには知られちゃマズイ事がある
最も基本的な事ですが、売りたい理由を馬鹿正直に言わないことが大切です。仮に、早く売らないと困る理由を相手側の不動産屋さんや購入希望者さんに喋ってしまうと、そこが弱みだとバレてしまいます。結果として相場よりもはるかに安い売値をつけて適当に売却される恐れがあります。
これはあなたが依頼した不動産屋さんにも知られない方が本当は良くて、その理由は、いつまでも売れなくてクレームをつけられるくらいなら安くしてでも早く売れた方がマシですし、上手くいけば売り主さんから感謝されつつてっとり早く売却手数料もらえるからです。
家の値下げは単価が大きいから不動産屋任せにしちゃダメ
家を売る時の値下げ幅は50万円や100万円単位ですので、いくら売却を頼んだ不動産屋さんの提案だとしても、そこはやはり売り主さんの判断で決めるべきですよ!それとリフォームをするべきかどうかについて、不動産屋さんやそこと関連のあるリフォーム業者が決めるのも間違っています。でも、現実にはそういう話もあるんです。
「バリアフリー工事しないと売れませんよ!」とか「外壁の塗装をやり直さないと見た目が悪くて売れませんよ」なんて、適当にいろんな理由をつけてリフォームすることを勧めてきます。
これも、売り主のあなたが自分の判断で必要があるかどうかを決めることができなければ、言いなりになってしなくても良いリフォームをしてしまう恐れがあります。
絶対に騙されずに済む方法があります
それは、家の売値について売り主のあなた自身が本当の価値を把握しておくことです。正しい相場を把握しておけば、リフォームなんてしなくても十分納得できる売値がつくことが分かりますし、値引き要求なんて断っても大丈夫だということが分かるからです。
そのためには、あちこちの不動産屋さんから売り値についての見積りをもらうことで簡単に解決します。見積りサービスさえ利用しておけば、家を見せなくても簡単に見積りがもらえ、メールで届くので業者さんに会うことさえもないんです。
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こんな売却理由は不動産屋や購入希望者に知られちゃマズイ
借金返済・離婚の慰謝料・病院の治療代・急な引っ越しなど、このような理由は「売り急いでいる」ということがしっかり伝わってしまいます。
ですから、例え売却理由が上記のようなものだったとしても、「自分はお金には困ってないから時間がかかっても平気!」というような素振りをしておくことも駆け引きとして重要となってきます。
私の過去の売却経験では、本当に信頼ができる不動産屋さんには本当の売却理由を伝えておくと親身になって動いてくれるので売却が有利になることもありました。
昔に比べると怪しげな不動産屋さんは随分減りましたが、それでも今だに信頼できないところも沢山あるので、あらかじめ大手の見積りサービス会社が信頼できる不動産屋や買取業者だけを登録してくれている「見積りサービス」を使うのが効率も良く信頼もできるので安心なんです。