家を売る人にオススメのコラム

家を売る際は電気を使えるようにしたままで

家を売る際はたとえ空き家状態で売りに出していたとしても電気を使えるようにしたままで売るのが基本です。なかには「電気は契約解除してもいいですよ」という不動産屋もいますが、それでは順調には売れません。

私は過去に複数の家を売りに出してきた経験があるので、どうして電気が自由に使えると家が売れやすくなるか、いろんな角度から理由を知っているんです。

家を売る際に電気契約は継続させておくべき理由

家を売る際に電気契約は継続させておくと家が売れやすくなりますが、その理由は以下のようなものがあります。

  • 夜に内覧があっても対応できる
  • 不動産屋さんが昼も夜も気にせず内覧できる
  • 天気が悪いと部屋が暗くなるので電気は昼間も必須
  • 換気用の換気扇は常に回してないと室内が臭い

なんといっても、電気が常に使えるという最大のメリットは、内覧希望者がいた場合に不動産屋さんが連れて行きやすいという点に尽きます。

室内が暗い家はとにかく売るのが難しい

どんなに素晴らしい売り家でも、室内の電気がつかないと部屋のなかは暗いので夕方や夜に内覧につれていくことができません。せっかく良い話があっても別の家を見に連れていかれては、そちらの家を買われてしまう可能性が高くなるので大きなチャンスロスです。

また、日当たりの良い家であっても、北側の部屋などは昼間でも暗いのでやはり電気がつかないと満足に部屋を見ることができません。当然、買いたい気持ちにはなりません。

当然ですが、もともと日当たりの悪い家で電気もつかないままで売ろうとしたら、相場よりも2~3割は安い売値でもつけないと売れませんよ・・・。

また、これは電気が使える状態にしててもうっかり忘れそうなことですが、トイレなどの換気扇は必ず回しっぱなしにしておくことが大切です。

トイレや風呂場の換気扇はつけたままにする時のコツ

トイレや風呂場などの換気扇をつけたままにする際に、風呂場なら定期的に排水口に水を流し、そしてトイレなら定期的に水を流すことがコツと言えます。

そうしないと、排水口やトイレの便器の水が乾ききってしまうと換気扇の力によって下水からの臭いにおいが室内に上がってきてしまうからです。

本来、排水パイプには匂いが上がってこないように水が貯まるようになっていますが、その水が乾燥して蒸発しきってしまうと匂いが上がってくるようになります。

また、トイレの便器のなかに溜まっている水も同様の効果があるので、常に水が溜まっている状態にしておかないと大変なことになります。

どちらも、人が住んで利用している家なら心配はいりませんが、夏場なら2週間ほど、冬でも1ヶ月ほど誰も水を流さない状態でいるとこれらの水はなくなってしまいます。