建築基準法に違反している中古の家を売る２つの方法

容積率のオーバーなどで建築基準法に違反している家を売ろうとするのは想像よりも遥かに難しいものです。

なぜなら、通常、次に家を買ってくれる人のほとんどがローンを利用すると思いますが、購入する家が建築基準法違反をしていると担保設定をしてもらえなくなり、ローンが使えなくなってしまうからです。

でも大丈夫です。「現金買い」「即買い業者」ならローンを使わないので購入してもらいやすいんです。

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違法建築の家だけど何とかして売りたい！という時には

違法建築とみなされた家について、ごく普通の家と何も変わらずに売却できる方法が２つあります。

この２つ以外にはスムーズに売れる方法はありません。

そんな購入希望者を見つけるためには、数多くの不動産業者に声をかければ見つかります。ただし、一般の方が自分の判断で不動産屋さんを選ぶ場合には１０社ほどをまわっても、すぐに買ってくれる人には出会えません。

過去に私も同様の売却を何度か体験したことがありますが、２０社まわってもすぐに買ってくれるような人や、ましてや現金で一括購入してくれる人には出会えたためしがありません。

はじめから、売却に強い不動産屋さんに限定をしておけば見つかっていたと思いますが、素人が不動産屋さんをまわっても、実は選んだ店が売買より賃貸仲介に力をいれている業者だったり、売買に強い営業マンがいなかったりで、見極め作業はあまりにも非効率過ぎます。

※査定サービスなら買取り業社も登録されているので「2つのパターン」はこの1手で抑えることができるんです。

査定サービスには売買に強い業者だけが厳選されて登録されていたり、全国の業者が１２００社以上も登録されているものもあり、そこから絞り込んだ６社ほどの見積りをもらうことができます。

絞り込まれた６社の中で最高値の見積りを出してくれた業社のところには、すぐにでも購入してくれる人がいる確立が十分にありますよ。

不動産の一括見積りサービスの中には、不動産屋さんだけでなく不動産の買取業社も含まれています。

そんな買取業社の場合には一般の方に比べて多少は売値が下がってしまうこともありますが、その変わりに即金で購入してくれるだけのバツグンの資金力があるんですよ。当然、支払いは現金の一括払い（正確には銀行振り込み）で購入してもらえるのでお金が手に入るまでがとにかく早いです。

これが一般の人に売る場合ですと、定期預金を解約しないと支払いができなかったりで暇がかかり、そうこうしている間に気が変わって購入をキャンセルされるリスクもあります。そうしたことからも、違法建築の家を売る場合には多少の売値ダウンを選んででもすぐに売ってしまうことが堅実な判断と言えます。

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建築基準法に違反している中古の家は実は相当な数があり、何も珍しい話ではありません。特に地方ですと昭和６０年頃に建てられた家は容積率オーバーの家が多いと不動産屋さんで聞いたことがあります。

当時はわりと規制が緩かったために、建築途中で施工主さんから「もうすこし部屋を広くしてほしい」とか、「押入れを追加して欲しい」、または「廊下と階段を広くしてほしい」と言った希望が途中で入ることも多く、それに応えていただけの話です。悪意があって容積率をオーバーしているわけじゃないんです。

ただし、その大工さん達の新設が今になってあだとなり建築基準法違反になっているという皮肉な状態です。今の銀行はわずか１平米でも制限をオーバーしているとローンの担保としては認めてくれないので、買いたい人がいても断念することに繋がるようです。

※ちなみに、築年数的に建築基準法違反に該当する家の場合、駐車場が一台しかない家も多いようです。

ちなみに、建築基準法違反の中古の家を購入してくれる人が、何の担保にも設定されていない不動産を他にもっていればそれを担保としてお金を借りることはできます。

その場合、住宅ローンにはならずに単なるお金を借りるだけの契約になるので建築基準法に違反している家の支払いに使うことは問題ないんです。ただし、そうした人は業社でも無い限りはまずいないと思います。

親からお金を借りる場合もそのお金の用途は自由なので、ローンを使わずに一括払いで買ってくれる人も中にはいます。過去に私の周囲でそのようなケースを見たことがあります。そんな人も一括見積りサービスを使えば見つかる確立はぐっと高まりますよ。