家を売る人にオススメのコラム

梅雨が明けたのに売り家に内覧が誰もこないのはおかしい?

梅雨の間に内覧者がこないのはおかしい話じゃありませんが、もし梅雨が明けたのに内覧者がこなければそれはいろいろと疑うべき点があります。

それほど梅雨明けというのは中古の売り家に対しての需要が高まり、内覧に来る人の数も増えるのが普通だからです。

もくじ
1.春に引越しする人は夏から物件探しに動き始めます
2.梅雨明けに内覧が来ない場合に疑うべき点
3.不動産屋さんの営業マンがきちんと広告を出していない
4.不動産屋さんに嫌われると売れない3つの理由
5.売値が高すぎる
6.売却依頼をしている不動産屋さんが売買に不向き/

春に引越しする人は夏から物件探しに動き始めます

例えば秋から翌年の春あたりに引っ越しをしたいと思っている人も多いですが、その人達がいつから家を探しはじめるかというとやはり夏頃からなんです。その理由は、家は中古といえども高額な買い物なので少しでも数多くの家を見て比較をしたいということと、住宅ローンを利用する場合にはその審査にも時間がかかるからです。

そうした理由から、夏まっさかりの梅雨明けに内覧が来ないというのは異常事態だとも言えます。※もしレインズに登録されているから大丈夫では?と思っていたらそれは大間違いなのでご注意くださいね。

(関連記事)→ レインズに登録されているから家が売れるなんて思っていたら大間違いです

梅雨明けに内覧が来ない場合に疑うべき点

  • 不動産屋さんの営業マンがきちんと広告を出していない
  • 不動産屋さんに家が嫌われている
  • 売値が高すぎる
  • 売却依頼をしている不動産屋さんが売買に不向き

 

(もし梅雨入り前に内覧が来てたのに売れてない場合には以下の関連記事のような原因があるかも)

(関連記事)→ 内覧は来るのに家が売れないのはつぶし物件や当て馬物件にされているかも

(関連記事)→ 内覧は入るのにいつまでも売れない中古住宅の特徴は

不動産屋さんの営業マンがきちんと広告を出していない

広告にはいろんなタイプがあって新聞広告などの場合には一度で終わりますが、ネットに掲載している広告の場合にはそのページを定期的にリニューアルするケースも多々あります。その場合、あなたの売り家の広告がずっとネット広告に掲載されていると思い込んでいただけで、実はとっくに他の家の広告に差し替えられていた・・・なんて事もありえます。

もともと契約事項に「ずっと掲載する」と書かれていなければ、そんなふうに他の売り家の広告に変えられることはごく普通のことです。ここで問題なのは、あなたが「掲載され続けている」と勘違いしたままでいることです!もし掲載が終わっていれば積極的に「また掲載してもらえませんか?」と営業マンに声をかけてみるのもありです。

広告費として費用を求められるケースもあるかもしれませんが、大抵の場合には営業マンの気まぐれで「いいですよ!」なんてこともありえます。それに、もし掲載が優良だったとしても、何百万円や何千万円という家が少しでも早く売れるのなら、広告費用の数万円はかなり費用対効果は大きいと思います。

不動産屋さんに嫌われると売れない3つの理由

不動産屋さんに嫌われるということには2タイプがあります。1つは売り主さん自信が何かしらの理由で嫌われいるということです。営業マンも人ですから「生理的に受けつけない」なんて理由もあるかもしれません・・・、または、営業マンが気に触ることを言ってしまったなんて事もあるかもしれません。

2つめの理由は、あなたの「家」が嫌われるいるということです。実はこれ、かなり多い話なんです・・・

不動産屋の営業マンに嫌われる家というのは、「掃除ができてない」「庭が雑草だらけ」「臭い」「隣近所に問題のある住人がいる」などなど、いろんな要因があります。

この場合は、せっかく内覧希望者を連れて行っても売れる確立が低く、営業マンもそんな無駄なことはしたくないので避けられるようになるんです。具体的には「お客さんを連れて行っても売れない→内覧するだけ時間の無駄→他の売り家を紹介するようになる→あなたの売り家に内覧が来なくなる→ 売れない」 という感じです。

一見すると回避できそうにない問題もありますが、それぞれに対処方法はあります。まず、掃除ができてない家はマメに掃除をするしかありません。

(関連記事)→ 家を売るときにハウスクリーニングをケチると大損します

そして雑草だらけの売り家というのも除草剤などを利用して対処するしかありません。

(関連記事)→ 売り家の庭が雑草だらけだとまともな値段では売れない

(でも逆に言えばこれで対処ができるので簡単です。)

3つ目の理由は「臭い」の問題ですが、これは掃除をすることで臭いを激減させられる可能性があります。キッチンやトイレなどは特に掃除の効果は大きいです。ただし、壁紙などに染み付いた臭いは貼替えるか、芳香剤や消臭剤でカバーするしかありません。

私が家を売る場合には、家のあちこちに芳香剤を設置して香りで演出をするようにしていますが、それは前の住人の生活臭を誤魔化すという狙いでもあるんです。この時、間違っても趣味性の高い香り(ムスク系や香水系)は避けた方が無難です。できれば、ミントやバラの香りなどの植物性の香りが無難です。

この3点の対策が自分では無理だ・・・という場合はシルバー人材センターや便利屋さんを利用するのもオススメです。実際に私は遠方の家を売る際にはそうしてます♪

売値が高すぎる

そもそも売り家につけている値段が高過ぎる場合には、内覧に来る人がいなくて当然です。ここで問題なのは、今ついている売値が高過ぎるか適正かをどうやって見抜くか?だと思います。

見抜くためには複数の不動産屋さんに声をかけて売値の見積りをもらい、それを比較する方法か、売り家が掲載されている住宅情報誌を購入して、自分の売り家と同じエリアで似たような間取りや築年数の家を探して比較するのが一般です。

でも、それってかなり大変です・・・すでに売却依頼をしている場合にはいまさら他の不動産屋さんを訪問したり、家を見に来てもらうなんてことは難しいと思います。また、住宅情報誌を購入してもあなたの売り家と同条件の家があるとは限りません。

でも大丈夫です!それを簡単に実現できるものとしてネットの見積りサービスを利用するという手があるんです。もしこうした無料サービスもらえた見積り額が、今頼んでいる不動産屋よりもずっと高い売値の見積りが出れば、次はそこに売却依頼をするのがベストです。

高い見積りをくれるということは、あなたの家を高く買ってくれる見込み客を抱えているという意味でもあるからです♪

売却依頼をしている不動産屋さんが売買に不向き

不動産屋さんによっては売買が得意なところもあれば苦手なところもあります。でも、仮に苦手だったとしても正直に「うちは売るのが苦手です」なんて言う営業マンはいません。

その理由は、売買契約が決まった際にもらえる手数料が大きいからで、およそ売値の3%の金額に6万円を加えた金額となります。(2千万円の売買契約なら66万円)

もし仮に、あなたから売却依頼をされた不動産屋さんがいつまでも売却を決められなかったとしても何もペナルティーはありません。なかには「一応引受けておこう!もし売れたらラッキーだし」なんて思ってる不動産屋も少なからずいます。

本来なら梅雨明けからは中古住宅の売却はスムーズになってくるはずですが、こんな不動産屋さんに依頼してしまうと1年も2年も先まで売れないなんてリスクもあります。