家を売る人にオススメのコラム

水漏れ箇所が不明なままで家を売ろうとすると安値をつけられて大損します

もしも売ろうとしている家が”どこかで水漏れ”をしている場合、そのまま修理をせずに家を売ろうとすると大損をする恐れがあります。

というのは、修繕にかかる費用がハッキリしないため、最悪の場合の修理費用を値引きとして求めらることがあるからです。

水漏れ箇所がどこか分からない場合の対処方法

戸建ての場合、水漏れ箇所が庭なのか?それとも壁の中を通っているパイプなのか?素人が目視で判断することはまず不可能です。

そこで、水漏れ調査のプロに依頼すれば、調査費用は1万円程度で原因と思われる箇所を突き止めてくれます。

過去に私の物件でお願いした経験がありますが、聴診器のようなものを地面やコンクリートの壁にあて、その音を増幅させる機器を通してヘッドホンで聞くという方法でした。

これなら、人の耳では通所聞き取ることができない水のかすかな漏れる音を聞き取ることができるんだそうです。長年の経験も求められる仕事なので、便利屋さんなどに依頼せずに、水漏れ調査の専門員に調べてもらってください。

→ 家を相場より高く売ることができれば水漏れ修理の出費もへっちゃらです

 

壁の中の水漏れは修理方法によって費用がまるで違ってきます

木造住宅の場合には、壁に穴を開けて水漏れ箇所を修復することはわりと簡単です。(と言っても素人には無理ですが。)でも、コンクリート造りの住宅の場合には、コンクリートには簡単に穴を開けられないため、仮に同じ位置で修繕を施すとなれば、膨大な費用が発生します。

そこで、修理費用を安く済ませる方法として、新しい水道パイプを這わせるというやり方があります。これは主にコンクリート造りのマンションなどで使う手なんですが、既存のパイプはそのまま放置してしまい、新しいパイプをむき出しで這わせる方法になります。

これは見た目だけの違いで機能には何も問題がありませんし、次回も水漏れが発生した時にはパイプが壁や地面に埋められていないので対処が非常に簡単になります。

主に、古いマンションをリノベーションする際にとられる手法ですが、プロがキチンと処理をすればさほど見苦しい見た目にもなりません。

水道の水漏れの有無を自分で調べる方法

方法は簡単で、家の中の水道をすべて使わない状態にします。それから家の水道メーターを見ます。この時、小さな針やダイヤルのようなものがグルグルと回っていたら水漏れがどこかで発生していることになります。

通常は、水道を使う際にそのグルグル回る部品が一気にギューンと周り、家中の水道を何も使用していなければ、ピタリと止まるのが正常な状態です。

すごくゆっくり回る場合には大した水漏れではなくて月額にしても微々たる金額ですが、神経質な人はそれだけでもクレームを言ってくることがあるので、できるだけちゃんと直しておくことが大切となります。

古い家の水漏れ修理はまるでもぐらたたきのようです

基本的に家中の水道パイプは同時期に工事をされていますから、経年によるダメージの具合はどこもほとんど同じ具合だと言えます。

なので、もしも台所の水漏れを治した場合には、そこが水圧に耐えられるようになった代わりに、今度は台所でガツンと止まった水圧が他の弱い部分に負担をかけるようになります。

例えば、台所の側にふろ場があるとしたら、今度はふろ場の壁の中で水漏れが発生するリスクがあります。とは言え、私が修繕してもらった経験では、そんなに急に次々と水漏れが発生することはないので、ひとまず目立つ箇所の修理さえできれば売却後もしばらくは問題ないと思います。

そのあたりも、水漏れのプロならどの範囲までパイプを変えておいたほうが無難かもアドバイスをくれますよ。