近隣の家から「ヒューン」という低周波音などの微かな音に耐えられずに家を売る人もいます。我が家の場合にも屋外にある給湯器が夜中にお湯を沸かそうとしますが、その際に作動するポンプの音がそれです。
と言っても、我が家は周囲に家がないので、自分の家から発されるヒュイーンというかすかな音が気になる程度です。(自分の家の音だから我慢がができますが、これがお隣さんの家から聞こえてくる音だと相当辛いかもしれませんね。)
音が気になる人は健康被害が出るまえに家を売ってしまうしかありません
本来、家に住んでるうえでの屋外からの騒音は市役所が相談を受けてくれて、音の原因となる人に話をつけてくれることが一般的です。でも、よほどの大きな音出ない限りは、まず騒音規制の範囲内に収まる音量なので対策としてはほぼ無意味に近いと思います。
役所がだめなら、次は自分で動いて直接に相手に「何とかしてほしい」と言うしかありません。でも、ビニールハウスの場合には仕事としてやっていることなのでまず聞き入れて止めてもらえる可能性はありません。
また、給湯器からの音の場合も、こちらがお金を払いでもしない限りは対策を講じてもらうことはまずありえません。それにご近所さんであれば人間関係にもヒビが入るので、言いたいことをストレートに言いづらいということもあります。
ですが、そのまま我慢をしているとそのうちにストレスで目まいを起こしたり、睡眠障害を引き起こす可能性があります。体調を崩してしまう前に、家を売ってもっと環境の良い家に買い替えをするのがベストな対処方法と言えそうです。
家を売る際には騒音規制にかからない音の問題は告知義務はありません
家を売る際には、不動産屋さんからいろいろとリサーチをされ、「どうして売りますか?」と聞かれます。この時、もしもその音が騒音規制にひっかかるほどのものでなければ、特に告知をする義務はありません。
騒音規制にかからないということは、普通は生活をする上で問題にならないという音だからです。育ってきた環境や今住んでいる部屋の環境によっては、まるで気にならない人もいるんですよね。
ただし、売却をした後に後ろめたい気持ちになりたくない人は、正直に売却理由を伝えておくことが望ましいですね。
円満な売却をするには事前に不動産屋さんには伝えておくべきです
騒音などを理由に家を売却する方のなかには、「言わなくてもいいだろう」と、不動産屋さんにも告知しない売り主さんもいるのは事実で、とても多いのが実状です。
でも、低周波音の問題などは今時の不動産屋さんなら知っている事も多く、お隣の家の屋外給湯器などを見れば、どの程度の音がするか想像できます。(営業マンの自宅に備わってるケースもあるからです。)
その場合、事前に伝えていない場合には、「売却理由が曖昧だったのは隣家からの不快音じゃないのかな」と感づかれることもありえます。
そうなると「隠し事をしていた売り主」という見方をされるようになり信頼を失うこととなります。早い話が、あなたのために頑張って家を売ることに消極的になってしまうんです。
他にも何か隠し事があれば不安だな・・・と思われてしまい、最悪の場合には、他の家を売ることに注力をするようになり、いつしかあなたの家は後回しにされてしまうかも・・・。
そんな事にならないためにも、事前に家にいて不快に思う音がある場合にはちゃんと伝えておくべきだと思います。正直に伝えておけば、音をあまり気にしないだろう買い手を紹介してくれたり、夜間には雨戸を締めて寝る家族かどうかなど会話のなかから探って紹介してくれたりと、腕を奮ってくれやすくなります。