雪が降ると中古の売り家はたちまち売れゆきが悪くなります。
ただし、上手に売る相手を見つけることができれば、例えどんなに雪が降っていてもすぐに高値で売れる可能性はあるんです。
どうしたら雪が降るシーズンでも家が売れるか
雪の降るシーズンになると、北海道や東北に限らず日本中の雪が積もるようなエリアではたちまち売り家が売れなくなります。でも、家の売却を依頼する不動産屋さえちゃんと選んでおけば、どんなに雪が降るエリアでもすんなり売れる可能性は十分にあるんです。
その最も大きな要素は、すぐに買いたいと思っている緊急性の高いお客さんを不動産屋さんが抱えているかどうかにかかっています。
急いでない人はワザワザ雪が降って庭や屋根などをちゃんと見れずに買うような真似はきっとしません。でも、数ヶ月以内に家を購入する必要のある人を相手に売ることができれば、すぐに売れる可能性はあるんです。
例えば、過去に私がお会いした買い手の方には、親が倒れたために親の家の近くで手頃な中古住宅を探していた人などがいました。
また、小さなお子さんがいる場合には、待機児童にならないエリアを優先して中古の家を買う人もいるので、もしもあなたが売ろうとしている家のエリアがそのような条件とマッチするようなら、相場額よりも多少高い売値をつけても、わりとすんなりと売れやすいんです。
希望する条件からも、どうしてもあなたが売りに出している家でないとダメだという人は、値引交渉なんて面倒な駆け引きはしてこないですし、相場が2,000万円の売値だとしても2,200万円でも平気で売れたりするんです。
そんな相手にとっては、雪が降ってることなんて何の支障にもならいんです。むしろ他人に買われてしまう前に早く買ってしまおうと焦るくらいです。
雪のシーズンは多くの中古売り家に動きがなくなる理由
雪のシーズンになると、雪が実際に降るエリアの売り物件は基本的には動きが鈍くなります。
その理由は、雪のために庭や屋根や画壁の状態を夏ほどしっかり確かめることができず、不安が拭い切れないからです。
特に、慎重に物件を選んでいる人であればあるほど、少しでもちゃんと見れない箇所があれば、危険を感じて購入を避ける傾向があります。
また、雪が降れば基本的には誰しも外出が面倒になるため、内覧に来てくれる人も自然と少なくなります。
でも、最初にお伝えしたように、すぐにでも買いたいと思ってくれるお客さんに物件を紹介してもらる不動産屋なら、どれだけ豪雪になろうと、中古住宅はわりとすんなり売れるものなんです。