キャッシングの利用歴が一度でもある人は、家の買い替え時のローン審査に何も考えずに申し込みをしたら落とされるリスクがあります。
その理由は単純で、キャッシングの利用履歴というのは銀行などのローン会社が本気で調べれば分かるからで、「お金のやりくりに困ってる」という意味に直結するからです。
ローン会社などが嫌うのがお金の支払に問題がありそうな人ですから、キャッシングを利用したことが知られれば、融資額が厳しくなるのは仕方がありません。
キャッシング経験者が住宅ローン借り換えの審査に通りやすくなる方法とは
キャッシング経験者が住宅ローンの借り換えに通りやすくするには「やることは2つ」です。
- キャッシングの借り入れがあれば返済する
- ローンの利用額を減らす(対策があります)
キャッシングを利用中なら
まず1つめのキャッシングの借り入れを返済するということですが、借り入れがある状態でローン審査を申し込みしてもまず審査に落とされてしまいます。
通常は、キャッシングを利用するということは、日常生活が苦しいということの裏返しととられるので、どんなに特殊な事情があったとしても、それを理由にローン審査を普通に通してもらえるということはまずありえません。
借り入れ額が例え数万円程度であっても、借り換えの相談をしに行く前には綺麗に返済をしておくことが絶対条件とも言えます。
ローンの利用額を減らすには
2つめの「ローン利用額を減らす」という方法ですが、これだけはちょっとしたコツが必要となります。
そのコツというのは、買い換えにあたって売却する家を少しでも高く売るやり方で、あなたの家と相性の良い不動産屋を選んで売却依頼をする方法となります。
そもそも、家を売る場合には家の特徴と不動産屋さんが抱えているお客さんの希望がマッチしていなければ、相場並で売ることも難しいです。
なのに、大抵の不動産屋は仕事欲しさに顧客に売れそうなお客さんがいなくても平気で依頼を受けてしまうものなんです。これでは高く売ることは難しいです・・・
【これでローン利用額を減らせる】家を高く売れる不動産屋の見つけ方
あなたの家を高く売ってくれる不動産屋の見つけ方は、ネットの査定サービスを利用して複数の不動産屋さんから見積りをもらうことです。
これなら、どこの不動産屋が最高値であなたの家を売ってもらえそうかが見積り額を見ることで簡単にわかるからです。
どうして高い見積りが出せるのか?
最高値の見積りを出せるということは、顧客の中にすでに見込み客を抱えているという可能性が非常に高く、そこを選んで売却依頼するのが最も高く売れやすいと言えます。
もし査定サービスを利用せず、何の根拠もないままでその辺の不動産屋さんに依頼してしまうと、営業マンにとってあなたの家の間取りや価格帯などが苦手な物件の場合には、いつまでも売れないリスクもあります。
それに、仮に売れたとしても、苦手な物件なら、あなたが満足できる値段で売ることなんて恐らく無理です。つまり、値引きをして安売りをして、それでやっと売却までこぎつけるという安売り処分になってしまいます。
そうなると、借り換えローンで利用する金額は大きくなってしまうので、ますますローン審査に通らなくなる恐れが出てきます。
高値で売ってもらえたらローンの利用は少なくて済む
このように、査定サービスさえ利用して高値で売ってくれる不動産屋さえ見つけて売却依頼してしまえば、相場よりも高く売れる可能性も広がります。
つまり、借り換えローンでの利用額の予定が仮に1500万円だったとして、相場よりも200万円高く売ってもらえたら、ローンの利用は200万円減るので1200万円で済むようになります。
キャッシングを利用したことのある人にとっては、金額差はかなりの違いとなります。もしこれでも厳しいようでしたら、最後は買い替えする物件の値段を下げるしかありませんが、いずれにしても、高く売れる可能性が高まる査定を利用しなければ損することはあっても得はできません。