家を売る人にオススメのコラム

古いエアコンがついてる家を売る時の注意点

家を売る時、古いエアコンがついたままの状態だとエアコン費用以上の値引を求められたり、見た目の悪さで家の印象が悪くなり売れづらくなるリスクがあります。

昔は中古の家を買ってくれる人というのは少しでもコストを抑えてお得に買いたい人が多かったため、例え古いエアコンでも付いてるだけでプラスポイントになることが多かったんですが今の時代は違います!

今の時代の20〜30歳代は中古家電が嫌いです

今時の中古の家を買ってくれる人というのは、人が使った中古家電は嫌う人が多いんです。おそらく昔と違って豊かな時代に育った世代が多いので、中古に対する抵抗感が大きんだと思います。

過去に私が一軒家の家を売却した際には、中古のエアコンが全部で5台付いていたんですが、最終的には「全てを撤去してほしい」という希望があったほどです。

家を売る場合には新品のエアコンを付けるのは効果大です

中古のエアコンが付いてるくらいなら撤去した方が売れやすくなるということは上記でご紹介した通りですが、撤去と同時に新品のエアコンを付けた場合はその効果は相当大きいと実感しています。なお、新品であれば最安モデルのものでも大丈夫ですよ。

「エアコン付き+新品」というこの組み合わせなら、仮にエアコンの購入費用に10万円かかったとしてもそれ以上に売値を上げて費用を回収することは十分に可能です。

ちなみに私がよく使う方法は、リビングのエアコンを1台と寝室になると思われる部屋のエアコン、そして子供部屋になる予定の部屋にも1台(2部屋なら2台)を付けるやり方です。

これだと10畳用が1台12万円、寝室1台・子供部屋2台が各8畳用として6万円×3台で18万円となり、合計で40万円になります。

エアコンにかかった出費以上の金額を売値に上乗せしてしまえばいい

この40万円分を回収するために売値に50万円というキリがよい数字を加えるのも良いですし、あわよくば80万円を上乗せしてみるのもわりと通用するものなんです。

エアコン費用をそのままちょうど回収できるのもいいですが、どうせならエアコンをつけるために手間をかけたあなたの仕事代として大きく上乗せして利益を増やしてみるのもいいと思いますよ。

新品のエアコンを付けたらしっかりアピールする事も大切です

不動産屋さんの営業マンが仕事ができる人ならかならずエアコンが新品になっていることを購入希望者さんにアピールをしてくれるはずですが、こちらから何もアピールをしなければ伝わらないことも多いと思います。

なので、きちんとあなたの口から「どこの部屋」「全部で何台」という細かい点まで説明をすることが大切です。

できることなら、手書きでも構いませんから色付きのA4用紙に「エアコンは新品です♪」なんて書いたPOP調のものをエアコン本体に貼り付けておくのも効果的です。

あとは、内覧時にそのエアコンを使ってもらえるように電気契約は続けておき、真夏や真冬にはエアコンをつけた快適な部屋で内覧者さんと不動産屋さんの商談がスムーズに進むように心配りもしておけばバッチリだと思います。

エアコンを自分で外そうとするのは絶対にダメ!超危険です

なかにはご自身でエアコンを取り外ししようと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はエアコンの室外機にはガスが充填されていて室内機と室内機をつないでいる金属の小さなパイプ部分にはそのガスが充満しています。

このガスは冷却のために利用されるフロンガスで、素人が専用の道具も無しに取り外しをしようとすればそのフロンガスが一気に吹き出してしまうんです。

実は私、まだそういった事にあまり詳しく無かった頃に自分で撤去しようとして金属パイプ(直径8ミリ程)をカットしてしまった事があります。切れ目がはいった途端に真っ白い水蒸気のようなガスが1mほど勢いよく噴出し、そのまま3分以上も続いて青ざめた失敗談があるんです。

真っ白なフロンガスが大量に吹き出すのは近所からすると通報物のレベル!

もちろん人にとっても有毒なガスですし、隣近所の家が近い場合や人通りのある道から見える場所ですと、その強烈なガスが吹き出す様子を見た人から消防などに通報されかねないほどにすごいものなんです。

※エアコンの取り付け時も取り外し時にも業者さんは専用道具を使いますが、これがないと作業は無理です!絶対にプロに依頼するようにお気を付けくださいね。

※エアコンの撤去費用は1台あたり5000円〜7000円ほどが相場です。