家を売る人にオススメのコラム

家を売るのに失敗しない不動産屋の選び方

家を売る場合、不動産屋さんに声をかけるのが普通ですが、この選び方で売却が成功するか失敗するか決まると言っても過言じゃありません。

もし以下のような選び方をしていると大損まっしぐらですよ。

  • 友達や身内が不動産屋さんに勤務している
  • ネットで検索したら目立つところに出てきた
  • 見た目が立派な不動産屋さんを選ぶ
  • 従業員が多そうな不動産屋を選ぶ

こういった選び方をされる方が多いと思いますが、これだときっと大損します。

不動産屋さんを選ぶ時はこれだけ気をつければOK

不動産屋さん選びで失敗しないためには、複数の業者から売値についての見積りをもらい、最も高い値段を付けてくれた業者に売却を頼めばいいんです。しかも、家を見せなくても見積もりを出してもらえ、見積もり結果はメールで届くので家族や近所の人にも内緒で下調べもできます。

これだと、見積りに書かれている金額をもとに選ぶことができるので、あなたの家や土地を「どこよりも高くうれる見込みをもっている」という根拠をもって業者を選ぶことができるんです。

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逆に、これ以外の方法だと数字という根拠に基づいた選び方ができないので誤ってあなたの家を売るのに向いていない業者を選んでしまうリスクあります。その悪い選び方の例が、「知り合いがいる」だったり「CMやネット広告で目立ってた」という選び方になります。

複数の不動産屋さんに声をかけるのは面倒ですよね・・・

確かに、複数の不動産屋さんに声をかけるのは正直面倒です。私の体験上ですと土日の休日があったとしてそれをまる2日使ったとしてもせいぜい5社くらいが限界で、じっくりと腰を据えて話をするなら1日で1社くらいかもしれません。

なぜなら、家を売る際の説明や確認ごとはとても多くて、しかもそこに不動産屋さんが大好きな世間話も加わってくるからです。もし不動産屋さんを自分であちこち訪問してから選ぶ場合には1日で1社くらいが妥当だという覚悟が必要です。

何社まわっても売却依頼の契約をしないとまともな見積りは出ません

不動産屋さんからすれば、自社に売却を任せてくれるかどうかも分からないのに面倒な売値の計算をするのはイヤなものです。せっかく計算をして見積りを出したのに、「売るのをやめた」とか「他の不動産屋さんに頼むことにした」なんてことになれば、時間が大損になるからです。

そもそも、不動産屋さんを利用する私達からすれば、見積りをもらうのは無料でありがたい事ですが、不動産屋さんからすれば1円にもならない面倒な仕事なため、売却依頼をしてくれる前提でもなければ本気にはなれないものらしいです。

実際、見積もりを求められるのにいっこうに売却を頼まれることがないというそんな酷い目に会っている不動産屋さんはかなり多いそうです・・・・。だから「自社に売却を任せてもらえるなら売値をしっかり計算しますよ」と言ってくるふんぞり返った不動産屋さんが多いのも納得できます。

全国展開している大手不動産チェーンでもエリアによって実力が違います

全国展開をしている不動産屋さんも沢山ありますが、それぞれエリアによって統括している人が違っていたり、フランチャイズ化している場合には街ごとにオーナーさんが違っていることがあります。そんな場合、売却する力が強い人が統括しているところやオーナーの腕が良い場合には売却力が高い不動産屋さんであることも多いですが、その反対もあります。

Aという街の営業所と隣のBという街の営業所では見た目には同じ全国展開している大手不動産屋さんの看板がついていても、中身はまるで違う会社ってことになるんです。こんな場合、見積もりを出してもらいそれを比較する以外には実力を調べる術はありません。

不動産屋さんの営業マンは数年ごとに転職している人も多いです

不動産屋さんで働いている営業マンは、全国どこのどんな不動産屋さんでも、わりと転職をする人が多いです。これは不動産業界全体に言えることですが、転職して出て行く人も多ければ新しく不動産の業界に転職で入ってくる人も多いです。

なので、仮に数年前にA社にやり手の営業マンがいたとしても今は別の不動産屋さんに転職している可能性が凄く高いんです。これから言えることは「過去に評判が良かった不動産屋」とか「過去の評判が悪い不動産屋」なんて言うのは、あなたが家を売ってもらおうとしている時には全然あてにならないということです。

その時にどこがベストな依頼先か?それは見積もりをもらってみて比較をして、最高値をつけてくれるのがどこの業界か?をやはり調べるしかありません。
素人が感じた不動産屋さんの印象ほどあてにならないものはありません

これは私自身も数多く経験していますが、不動産屋さんと話をした際に「横柄な人だな」とか「便りなさそうな人だな」とか、相手によってはいろんな印象を受けると思います。でも、そんな印象って家を高く早く売ってもらうのにはほぼ何も影響がありません。

なぜなら、便りなさそうに見えた営業マンが実は凄い顧客リストを持っていて高値ですぐに売ってくれたこともありますし、横柄な態度をとっていた年配の営業マンが実は他社の不動産屋では敵わないほど高値ですぐに売れる力を持っていて100万円も200万円も高く売ってくれたなんて経験がたくさんあるからです。

不動産屋さんを利用して家や土地を売ってもらうという事は、それも一緒のビジネスです。ビジネスには好き嫌いなんて感情は挟むと負けです!ぜひ、複数社から見積もりをもらい、冷静着実に最高値の業者を淡々と選ぶようにしていただければ間違いのない高値で売却に成功するはずですよ。

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