親が住んでいた家を何らかの事情であなたが売る時は注意しないといけないことが2つだけあります。
まず1つは家の売却における代理権があるかどうか?の法律の注意点(代理権)で、2つ目はいい加減な不動産業社に騙されないようにするという注意点です。
法的な部分をうっかりしていると違約金を払うことになりかねませんし、悪徳業者にひっかかれば2000万円で売れる家が1500万円で売られてしまうことにもなりかねません。
親の家を売る際の法的な注意点
親の家を売る場合、不動産屋選びを頼まれているくらいなら何も法的な問題はありません。ただし、親が契約の場に立ち会えない場合には家族が軽い気持ちで引き受けた代理契約が法的に無効となってしまうケースもあります。
近頃多いのが認知症や施設入所中や入院中のご年配の親の代理をされるケースなんですが、意思の疎通が難しい場合には正式に代理人としての手続きをとる必要があるんです。
どうすれば代理人になれる?
代理人になるには、委任状による方法と成年後見人になる方法があります。まず、委任状の場合には親の意識がはっきりとしていることが前提条件となり、入院中でも意思の疎通がはっきりできる場合などがこのケースにあたります。
続いて成年後見人の場合には親とのやりとりが既に難しい場合に、家庭裁判所の力で法的に代理人として認めてもらう方法になります。購入相手の信頼が高いのはやはり裁判所に認められた成年後見人ですが、売ろうとしている家の価格があまり高額でなればそこまで意識する必要もないと思います。
いずれにしても、まずは売却依頼をする業者を選び、そこに相談してどのような代理人の方法を選択すればいいか教えてもらってからでも十分に間に合います。
親の家を売る人を悪徳業者は狙ってます
親の家を売る場合、代理を頼まれた人は売り家から離れたところに住んでいることが多いと思います。悪徳業者にとってはそういった環境は好都合なんです!
目先の手数料収入が欲しい営業マンなどは、売り主さんに気づかれないように相場よりも安い売値をつけることも多々あります。それに、もし売る気がなければ他の売りたい物件の前に見劣りする物件として見せるだけの「当て馬物件」にされることもあります。
こんな風に、売り主が近くにいなければ、そうした悪徳業者のカモにされてしまうので不動産屋選びを間違ってしまうと大変なことになります。
代理で家を売る人が売却に成功する方法
家の売却に成功するには優良な不動産業者に売却を委託するしかありません。
通情、優良業者を見つけるためにはとにかく沢山の不動産屋さんを訪問して自分の目で確かめるしかありませが、売りたい家とあなたの住まいが離れている場合にはそれは現実的じゃありませんよね。
それに、いくら沢山の不動産屋を訪問してもそこが優良な業者か悪徳業者なのかはおそらく見分けがつかないと思います。(昔と違って、見た目が怪しい不動産業者なんて今の時代にはまずいないからです。)
そこで、私や私の周囲で不動産の売却に慣れている人達が使う手段が、大手企業が運営している不動産の見積りサービスを使う方法なんです。そこに登録されている業者は事前に審査をされて合格している優良企業ばかりですし、しかも複数社から見積りをまとめてもらうこともできるので、どこが最高値で売ってくれる業者なのかも一目瞭然で分かるんです。
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