高齢者が家を売るには気をつけないといけない注意点がいくつかあります。
例えば高齢者の本人が売ろうとしているのか?それとも高齢者の親に代わって子供が売ろうとしているのか?これだけでも注意点が大きく違ってきます。
そこで、今回は高齢者であるご本人が売ろうとされている場合の注意点についてご紹介したいと思います。早く高く売るコツも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
(ちなみに)>> お子さんが親の家を売る場合の参考記事はこちらにあります
高齢者のご本人が家を売る時の注意点
高齢者の本人が家を売る時の注意点として、どこの不動産屋に売却相談や売却依頼をするかが最も注意すべき点となります。
というのは、不動産屋は売るのが得意な家もあれば苦手な家もあり、それは間取りや立地や価格帯などによって左右されます。
なので、どこの不動産屋でも真面目なところに頼めばちゃんとした値段で売ってもらえるというわけではないんです。
そこで、少しでも高く早くスムーズに家を売ってもらうためには、複数の不動産屋に査定を出してもらい、その中で最高値の業者に売却を依頼するという選び方しかありません。
複数の不動産屋から査定をもらうのは疲労もストレスも大きい
こうした「複数の不動産屋から査定をもらう」という選び方は、依頼する業者の数だけ立会いう手間もかかりますし、不動産屋をいくつも回る手間もかるため正直、若い人でも大変です。
しかも、その業者に売却依頼する前提でないといい加減な査定を出されることさえあります。
体力的にも精神的にもそうとうキツイものがあり、高齢の場合には疲労で体調を崩してしまうこともあるくらい気を張るものです。
でも、一括査定サービスさえ使えば大丈夫なんですよ。
疲労もストレスもなく複数の不動産屋から査定がもらえます
複数の不動産屋からの査定集めを、家を見せることもなく、そして業者に会うこともなくできるものがあります。それがネット上から利用できる一括査定なんです。
>> 日本最大級の一括査定サービスのレビュー記事を参考にどうぞ
ちなみに、私の父も高齢ですが、数年前に上記で紹介してます一括査定を利用したことがあります。その時の感想を聞いてみたところ、「頼むかどうか分からない不動産屋に会わなくて良いのが楽」とか「依頼をしない業者への断りを査定サービスが代行してくれるのも楽」と言ってました。
もちろん、納得の高値でスムーズに家も売れて満足していました。(売りに出してから5組の内見が入り、6ヶ月目に売れてました。)
高齢者が家を売る際には悪徳業者に注意
高齢者が家を売る際には、悪徳業者に特に注意が必要です。と言うのも、これまで数々の家を売ってもらってきた経験から、実際に見てきた悪徳業者というのは見た目が非常に誠実そうで物腰が柔らかく、高齢の人ほど「良い若い人だ」と思いやすい特徴があるからです。
昔の不動産系の悪徳業者と言えば、イケイケで強引なタイプが多かったんですが、今時はそんな分かりやすい人がいなくて、全く見た目や会話では分からないんですよ。
ちなみに、不動産屋業界の悪徳業者にどんな損をさせらるかと言うと、多いのは「不要なリフォームを勧めてくる」というのがあります。「リフォームした方が高く売れます!」とか「リフォームしないとたぶん売れませんよ」などと、期待感や不安感を煽ってくるやり方です。
他にも、築古の30年を超えたような家の場合には「更地にした方が売れる」とか「古い家は売れないから更地にしないとダメ」などと、やたら解体工事を勧めてくるケースもあります。
これらの場合、リフォーム業者や解体業者は自分の知り合いのところを紹介してくるパターンが多く、リフォームや解体の受注に至れば不動産屋に謝礼が払われるという仕組みが多いです。
いずれにしても、リフォームや解体は必要なくて、何もせずにそのまま売れる家なのに、余計な仕事を発生させて売却手数料以外でも儲けようとしているやり口です。
一括査定サービスには悪徳業者がいなくて安心です
そんな心配も、一括査定サービスを利用して複数から査定をもらっておけば安心です。
一括査定サービスは事前に厳しい審査をクリアした優良な不動産業者ばかりが登録されいているからです。クレームなどがあった業者は登録から排除されているくらい厳しんですよ。
それに、そもそも築30年の家なんていくらでも中古物件としてあるので、よほど傾いているような家でない限りは少なくても土地値で売ることは可能です。
また、古い家を欲しがってくれる人も中にはいるので、そうした人に売ることができれば、無駄なリフォーム費用や解体費用なんてかけずにスムーズに売ることも十分に可能なんですよ。
老後資金のためなら貸すより売るべき
私は家の売却をいくつも不動産屋でしてもらった経験があるだけでなくて、大家さんの経験もあります。(現在もしてます)なので、賃貸物件の手間や空き室の苦労も当然よく知っています。
そうした経験から言えることは、老後資金の確保のために「家を貸すか売るか」迷ったら、絶対に売ることをオススメします。
貸しても家賃が毎月ちゃんと入る確率は100%とは言い切れませんし、一度空き家になると、次の入居は来月か半年後か1年後かなんてまるで分からないからです。
それに、貸家にしている間も税金はかかりますし、家の塗装や雨漏りの修繕なども対応しないといけないので、家を1棟貸したくらいでは金銭的なメリットはかなり少ないのが実情なんです。
また、貸家にしている家を急に売りたくなっても、住人がすんなり退去してくれない時には、売ることもできなくなります。そんなことを心配しなくても良いように、売れるうちに売却してしまい、現金として口座に眠らせておくのが最も安心です。
私はファイナンシャルプランナーの立場としても、貸してしまうより売って終わらせておくほうが良いと思ってます。