住宅ローンの返済が難しくなった時、決してやってはいけないことは「ローン会社へ連絡をせずに滞納してしまうこと」です。
どうせ滞納するんだからローン会社に連絡を入れるかどうかなんて関係ないのでは?と思われるかもしれませんがそれは違います。
ローン会社の人だって人間ですから、引き落とし日に間に合わない場合など事前に連絡をしてきた人への対応は柔軟になるものです。
ローン中の家を売って返済から解放されたい場合は
返済の目処が難しくて「家の売却」を考える方も今の時代はたくさんいらっしゃいます。
ただし、ここで重要なのは、急いで売ることじゃなくて、ローンの途中で売ることが可能かどうか「売れる値段」と「ローンの残高」を調べることです。
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ローンが残っている家は登記簿上はローン会社の物
実は、ローンが残っている家は登記簿上はローン会社の名義になっていることが一般的で、いくら住んでいても法的にはあなたの持ち物ではありません。
だから、仮に購入希望者が現れたとしても、ローンの残りを全て一括返済ができる前提でないと次の人に渡すことが法的にNGなため「売ることが不可能」なんです。
滞納する旨を「連絡する」のと「連絡待ち」ではローン会社の対応に大きな差が
実際に私の周囲でも、「連絡をした人」と「しなかった人」でその後の対応が違っていたなんて事は頻繁に目にしてきました。
分かりやすいところですと、督促の電話や郵便物がじゃんじゃんやってくるか、一切何も来ないか、これくらいは当たり前に違ってきます。
督促の電話は職場にもかかってくるので、職場の噂になった末に次のリストラ候補者になるかもしれません。(会社はお金にルーズな人を恐れていますから。)
ローン会社に連絡をする時の注意点
横柄な態度は自分のクビを締めます
まず最初にお伝えしたいのは、ローン会社の電話対応の相手に横柄な態度をとってはいけないってことです。
あなたからすれば、ローン返済が難しくなった原因が勤務先だったりと”自分に責任がない状況”だったとしても、それはローン会社の電話対応の人には関係がない話です。
それに、多くの場合には電話対応の人がその後の対応をどうするかアドバイスをくれるので、そんな大切な相手にストレスを与えてしまうようなしゃべり方などはもってのほかです。
電話対応の人に嫌われたらオシマイ・・・くらいに思っておいて間違いはないと思います。
今後の返済目処について嘘は言わない
次に大切なのは、今後の返済ができるかどうかハッキリしていない状況であればそれを「正直に言っておく」という事です。
仮に、次回の再引き落とし日が7日後なのに、お金の目処がつくのが1ヶ月後の給料日という場合などはそれを正直に言っておくべきです。
過去に何度も滞納をしている人でない限り、きっとあなたの返済目処に合わせてくれるはずですよ♪
返済ができないけど売却もしない!その結果は・・・
返済できないままで数ヶ月が経つとローン会社がついに本気で動きだします!あなたの家を強制的に売却してその処分費用でローンの残りを回収するためです。
「競売(きょうばい・けいばい)」と呼ばれるもので、これで処分をされるとほぼ間違いなく”あなたは大損します”。
こちらもぜひ参考にどうぞ→ 競売にかけられる前に家を売る方法
今の時代、ローン途中で家を売却して賃貸マンションやアパートに引っ越しをされるご家族もとても多いので別に珍しい話ではありません。
むしろその方が今どきのライフスタイルとも言えますし、持ち家の生活を続けるよりもお金もかからずに貯金も増えやすいんです。